パソコンでプログラミングしよう ウィンドウズC++プログラミング環境の構築
1.6.3.6(15)
国際化機能の確認

MSYS2コンパイラと共に導入した国際化機能を確認し、翻訳ファイル編集ツールをインストールする手順を説明する。

国際化機能はGNU gettextを利用するが、コンパイラ導入時にbase-develパッケージグループの一つとしてmsys2サブシステムに既に導入されている。テキスト形式翻訳ファイルの編集用にVáclav SlavíkのPoeditをインストールする。Poeditは有料Poedit Proの機能制限無料版という位置付けにある。

外部情報

セットアップ手順

  1. GNU gettextの確認
  2. Poeditのインストール
  3. Poeditの英語表示化

GNU gettextの確認

msys2ターミナルで以下を実行する。mingw32/mingw64サブシステムにも導入されていれば、それぞれのターミナルで確認できる。

$ gettext --version

Poeditのインストール

リンクからインストーラを任意のディレクトリにダウンロードして実行する。

Poeditの英語表示化

起動したPoeditは日本語表示である。そのままでも構わないがポリシーに従い英語表示に変更する。[ファイル|設定]で[Poedit環境設定]ダイアログを開く。[一般]ページで[...|PoeditのUI言語を変更]の[言語選択]を(デフォルト言語を使用)からEnglish-英語に変更して再起動する。