これは、関東平野のチョッとディープなカフェ・ブロッサムの「繁昌記」2015年の3月の巻。
激変する世界、「一体世の中はどうなってしまうのか」とおろおろするばかり。最近、今日の世界を俯瞰するような「21世紀の資本」といタイトルの本が翻訳されみすず書房より出版になったと聞き及びます。草堂に時を過ごす中、一度目を通して、一条の光を得たいと思うこの頃です。
さて、「暖炉料理」にこだわり、「飲食道」という迷路をたどり、店の環境向上と質の向上につとめる関東老生の日々を綴るものです。
題して「カフェブロッサム繁昌記」。

最近読んだ気になる文章
「未来はすでに訪れている。ただし、あらゆる場所に等しく訪れるわけではない」リンダ・グラットン著 「ワークシフト」より


改訂版カフェブロッサムの繁昌記の目次


2015年3月31日(火)晴、暖
昨日に続き暖かい日で袋川の桜は満開だ。午前中、生活指導。料理教室の情報を貰う。昼前に、予約してある耳鼻咽喉科に向かう。右の耳は聴覚はあまり改善をみないので、一月末と同様、鼓膜の切開をして、水を抜いてもらい、聴覚は大幅に改善。帰路、上州屋で団子、黍大福、切り餅を買う。この頃、雑煮が食べたくなった。今年の正月は愛妻の入院騒ぎがあったので、正月は無かった。羅臼昆布と鰹節でだし汁をこしらえ、ごぼう、サトイモ、大根を入れて、最後にお醤油を大匙一杯いれて、拵えてみた。お餅もケロシンストーブの上に載せよ、香ばしく焼いた。茹でたかき菜を添えて食べてみた・・・・。味付けは上等だ。野菜から材料の風味がよく出ている。羅臼昆布もたっぷりいれたから、うまみに迫力がある。ヨーコさんがいたら、きつと褒めてくれるだろうと思う御雑煮が出来あがった次第。。
2015年3月30日(月)快晴、初夏の如し
今朝も、予約があり、ローストビーフを焼かなければならないから、早起きをして出掛ける。山の景色は早春を離れないが、今日の御天気はまるで初夏だ!第一湿度も少ない。地面も乾いている。訪れる人は皆、外でこの陽気を楽しんでいる。店が一段落して、溜まっている、小枝を斧で刻んで薪を拵える。明るいうちに帰宅。風呂を浴びる。外が明るいうちに風呂を浴びるのは久しぶりだ。ご飯は炊けている。采を拵え飯。思い立って、土手の桜を眺めに外に出る。静かだ!あたり一面桜は満開。しんみりとした気分で、腕組みをして並木を歩みつつ、孫の家に用事を思い出し、入ると、二番目の東京の大学に決まった孫が帰っていた。孫から「近いう日、渋谷あたりでフレンチをご馳走して欲しい!」を挨拶をされて、それまでの、しんみりとした気分は吹き飛んでいってしまった次第。腹筋10回、腕たて15回。
2015年3月29日(日)晴後曇
天気予報では夕方より雨とあったが、雨は一滴も降らなかった。愛妻の為に遠方より花をたむける人有。有難い限り。店が一段落して、草刈りを始めた。落日、西山に沈み、草刈りの手を休め、茜色の空を暫く眺め、沈思黙考。
2015年3月28日(土)曇後晴
昨日に続き暖。朝よりローストビーフを焼く。昼に到り、人、三々五々来。テラスや外の席においての食事を楽しむ人達も散見。店が一段落した後、今年最初の草刈りをする。しかし、ジャーマンウイングの墜落事故の詳細には驚くべきこと多し。老輩が現役でブリティシュ・コロンビアに商用で出掛けていた頃、或る時、オカナガンで用事が済んで、ヴァンクーバーに戻ろうと、席に座り、飛行機が飛び立って間もなく、操縦室のドアが開いて、パイロットの制服を着た青年が、よかったら、「操縦席まできませんか?」と誘ってくれた。操縦席に入ってみると、前方にズラリと横に並ぶ複雑な計器類の上に在る、三方の窓から、見渡す限り、緑の森林におおわれたカナダの大迫力の光景が迫ってくる。高速で飛んでいるから、自動車の運転席で目にする光景とは、スピード感において、まったく異質なモノであった。この度のニュースに接して、昔の事を思い出した次第。
2015年3月27日(金)快晴、暖
今日は上天気となった。朝より庭の草取り、落ち葉の回収を行う。陽を背にして作業をすると背中がポカポカして気持ちがよい。第一風が吹かないのがよい。歩道にある植え込みのところも草をとる。袋川の桜も咲いてきた。午後、歯科訪。帰宅後、再び草取り。大分周辺がさっぱりしてきた。予約も入ってきて、天に感謝頻り也。
2015年3月26日(木)晴、風収まる
陽射しはあるが、空気はまだ冷たい。朝起きて、茶の間に立ったら、暫くたちくらみがする。炬燵にすわると収まっているが、心配なので、耳鼻科の先生にみてもらうことにして、織姫山経由で出掛ける。手足のしびれはないので大事には至っていないと診断をうけ、帰宅。午後、庭の草取りをする。他、特に記す事無。
2015年3月25日(水)晴、寒風
今朝は久しぶりに朝寝をしてしまった。今日も陽射しはあるが冷たい風が吹いている。冬支度をして、庭の植え込みの元に溜まっている落ち葉を集めてポリ袋に入れる作業をする。暫くすると、風が強まり、体が冷えてくる。無茶をして風邪をひいたらシャレにならない。茶の間のケロシンストーブを付けて、炬燵の足を入れて体を温める。昼に到り、友達が「俵いなりずし」を持ち訪れる。お茶を入れ三人でお昼を戴く。デジタル生活を話題にして暫く歓談。皆が帰ってから、再び庭仕事に挑戦。しかし、寒いので中止。5時を過ぎて夕飯の買い物に歩す。白菜があったので、今夜は鍋料理とする也。
2015年3月24日(火)晴、寒風
朝より寒風が吹き、冬にもどった。午前中は生活指導。旬のモノを教えてもらう。昼、リラク編集氏と昼食、歓談。この頃、記憶力の減退をひしひしと感ずる事有。例えば、昨晩、急に「Palm of his hand」という曲が聴きたくなり、その音楽を演奏するDirt Road何とかというバンドまでは思い出してYou Tubeで検索をかけても出てこない。オザーク地方の生活を扱った映画とまではわかっていたから(数年前に東京で観た)その映画のタイトルを思い出そうとした。冬か雪に関連している英単語でウインター何とか、何とかウインターであった様に思ったのだが、詳細は省くが、約1時間近く奮闘の結果Winter boneというタイトルにたどりついた。この頃の、老生の生活は随分と時間が必要な生活になった次第。裏の袋川の桜は蕾を大分赤くした。
2015年3月23日(月)晴時々曇
朝よりローストビーフを焼く。朝は中盤より風が出て来て、やや涼しい。時間があるので、苔周辺の草取りをする。店が早く引け、再び草取り。冷たい風が出て来て、梅の花がはらはらと地面に散る。桜花と見間違えるほどの風情である。午後、西のほうからすっきりと晴れて来て、冬の如くに透明な陽光が地面に舞う。一区切りつけて、帰宅。家の庭も残照に枯れ草が長い影をつくる。植木バサミをとり出して来て、刈り込む。植え込みの周辺に吹きだまった、落ち葉を、ポリ袋に集める。いよいよガーデニングの季節到来。イギリスの連中も引退後はバラ作りやガーデニングにもっぱら励むと謂うが、こう謂う作業は骨が折れるが、その結果がちゃんと付いてくると謂うわかりやすい趣味だから普及するのであろうとつくづく思う次第。陽が落ち、体が冷えたので、ケロシンストーブを点火。いただいたサフランでパエリャを拵え飯。愛妻の写真と対座、歓談。
2015年3月22日(日)晴時々曇
昨日に続き暖。昼前に暫し草取りをする。昼、人、三々五々来。愛妻に花をたむける人も来。この人は大河ドラマにも名を連ねる人だ。家内は、テレビでその名前を発見して喜んでいたのだ。夕暮、店が一段落して、再び、草取り。今の時期は、根が強く地面を把握していないのでとりやすい。帰宅後、西の空に繊月が浮かんでいるのを目撃。
2015年3月21日(土)晴、暖
朝よりローストビーフを焼く。裏の原っぱの梅は満開。周囲に梅香漂う。少し手が空いたので、さっそく苔の周辺の草取りを始める。間もなく、来店有。作業を中止して、対応に追われる。夕暮再び草取り。手元に春の残照がとどく。心地よい光景をみたつもりなる。
2015年3月20日(金)曇
朝より暫く庭の草取りをする。雨の後の地面は少し柔らかくなっていて、草取りにはやすい。午後、休息、過ぎ去りし日の出来事などを思い出し、沈思黙考・・・・。予約も入り始める。天に感謝多。
2015年3月19日(木)少雨
予報通り少雨。家の清掃をする。昼は、天麩羅が食べたくなったので手元にある野菜を天麩羅にしてご飯を炊いて飯。You Tubeで吉村公三郎監督の1948年作「誘惑」を観る。ブルーツースで作動するボーズのスピーカーから音をとると音声もよく聞こえるので古い映画が楽しめる。原節子はいいです。すごくいい。この作品に出演したのは彼女が28歳の頃だ。続いて、小津安二郎の「秋日和」これは原節子さん引退前の作品。これを観ると、彼女が引退を考えた事が少しわかる様な気もするのである。このところ「新しい生活を築く」為に毎日の如く自炊をしている。昼食を食べ終えて、間もなく、夕飯は何を拵えようかと、考えなくてはならない。毎日があわただしく過ぎてゆくが、庭を観ると、大分小ざっぱりしてきたので、まずまず上等なところだ・・・・。
2015年3月18日(水)晴、暖
今日は朝より陽射しあり暖かい。ベランダにまず布団を干す。次は洗濯。次は昼食の準備をして、次は庭に出て、芝刈りばさみで、枯れて伸び切っていた芝を刈り取る。昨年はヨーコさん事件で手が回らなかった庭は、こういう風に暖かくなってくると、わびしさが募るばかりである。芝は細くなった先を頭にして、皆、横に寝ているから、熊手でもって、それを起こすようにかっぱいて、中腰で短く刈り込む。以前、木から落ちた時、歪んだ背骨は、前にかがむ姿勢を、嫌うように歪んでいるから、作業を始めると、モノの10分もしないうちに、胸のあたりが圧迫されて苦しくなる。だが、、仕事は始まったばかりだから、休んでもいられないのだ!第一、明日は「雨」と予報に出ているし、ここは今日中にお終いにしてしまいたい。来月の声を聞くと、今度は飛駒の草刈りが始まる。芝生は広い面積ではないが、入り隅、出隅が複雑に混じり、その、見切のところを、しっかり刈り込まないと、立体感が出てこないので、手間がかかる。夕暮、薄暗がりのなかで、ゴミを始末する頃には、疲労困憊に到る。
2015年3月17日(火)快晴、暖
朝より電車に乗って、知り合いの招きで、苔の庭を見学に連れて行ってもらう。今日はお天気も申し分ない晴れ。渓流の脇にそのモスガーデンはある。一面に色々な種類の苔が見える。昨年の夏から奮闘した苔の手入れをする経験がなければ、きれいな庭だと思うばかりであったろうが、端に佇み、見渡すと、家人の努力と、愛情がこちらの気持ちを揺すらんばかりに伝わってくる。今日は貴重な経験をさせて戴いたと、天に感謝多。
2015年3月16日(月)曇時々晴
先週同様、午前中生活指導有。今日はタケノコの料理を教えてもらう。布団干しも勧められる。大分春めいてきた。耳鼻咽喉科に出掛けるのに、織姫山経由で行ったら、途中で鶯の鳴き声が聞こえた。今回も薬を貰う。帰宅後、ヨーコさんの遺していった庭の手入れ。芝の手入れもする。晩夕、河南までそぞろに歩。
2015年3月15日(日)曇後晴
今朝、古いドアのガラスのはめてある枠を補修する。昨日、英国シェフィールド製のみで木製の部品を拵えた。久しぶりのウッドワーキングであった。木工をやるのに、凝り性の私は、イギリスののみを買いにロンドンまで出掛けた事があった。道具を抱え帰国して家に戻り、ヨーコさんに見せると、何にも云わず「よ〜くやるょ・・・・」と謂うような、侮蔑的な眼つきをされたことを今思い出した。スイスで鉋を買って来た時も同じようであった。しかし、木工というものは創作的でかつまた実用的な趣味であるから、今日も普及するばかりである。実際に、鋸と、鉋とのみを用いて、板で四角な箱を作った。出来具合は、脇に置いといて、その創作的なエネルギーが、道具の切れ味、数年かけての文献的な研究、たゆまぬ努力(主に道具を集める事)により、その成果が、具体的に結実した、目前の箱から発するオーラに目がくらみ、私は「その気になれば何でもできる」という、錯覚に陥ってしまう。以後、燃え尽き症候群のような心境になって、箱を一個作っただけであったが(今考えると、ヨーコさんの心境も理解できる)その趣味から離れてしまった。ひと山あった道具は、しまい忘れていた。随分前の話である。かれこれ20年も前の事だ・・・・。
2015年3月14日(土)晴
朝よりローストビーフを焼く。今日は少し風もある。昼の外気温は13度。人、三々五々来。暖炉で焼くステーキの写真を撮る人も有。午後、二階の西窓より陽光が暖炉の横に差し込むようになった。お彼岸も近づいたのだ。二階はこの時期ならではの安らかな光につつまれている。帰宅前に地面の草取りをする。
2015年3月13日(金)晴
「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」の上映が始まったので、映画を観に出掛ける。第二次大戦の、今やあまりにも有名になった、ナチスの暗号機「エニグマ」から発せられる作戦情報をイギリスの数学者達が解読する事を扱った映画。この時代の背景が、私には自家薬籠の如くになっているので、ただ推移する画面を観ているだけで、気持ちに安心感が生ずる。この時の暗号解読装置が今日のコンピュータに原点だったとは!驚くばかり・・・。
2015年3月12日(木)晴後曇、やや風有
朝より飛駒に出掛け、昨年より乾してあるある小枝を整理して薪を拵える作業をする。きずけば、鶯の鳴き声が届く。初音だ。来客有。お花を戴く。有難きかな!
2015年3月11日(水)晴、やや風有
今日もお天気がよく陽射しがある。朝より庭の清掃を始める。昼前息子来。老輩の生活について暫く雑談。何はあるときは宜しく頼むと言っておく。午後も作業を続行。庭には竹が生えて来た。鋸で切って束ねる。この時、紐が必要であったが、初めての作業なので、紐が何処にあるのか不明であったのだが、その時は、足が自然と動きだして、紐のあるところに手が伸びていくような不思議なこころもちを味わい、今日は愛妻の月命日であることに思い至った。TVでは震災より四年の状況が頻りに報じられている。被災して生活を立て直す人々の姿も報じられる。みていると、なんだか感慨無量という気持ちになってくる。家内の写真と対座し、暫く談笑。そとは、雲が出てお天気が悪くなって来た由。
2015年3月10日(火)晴、風
朝、茶の間より外に何気なく眼をやると、春の陽射しに、枯れ草の伸びてしまったモノが茫茫としているのが見える。愛妻が生きていれば、「カッチャンちょっと小一時間片づけを手伝ってチョウダイナ」というに違いないので、台所にあった鋏を持ち出して、ローズマリーの付近に伸びたままになっている雑草をチョキンチョキンと切って束ねてポリ袋に片付けた。作業が終了して、振り返ってみると、ローズマリーの茂みが「ご苦労さん!」と言っているような気がして、気分もすっきりするのである。昼前、取材があるので飛駒に出掛け、暖炉を燃やして準備に追われる。陽射しはあるが風が吹いて来てくる。4時の外気温は6.5度。昨日の天気予報の通り、裏日本周辺は荒れ模様なのであろう。
2015年3月9日(月)雨
午前中は、生活指導人来りて、初歩の事柄を教えていただく。TVでは、西日本から北海道にかけて、低気圧が通過する影響で、明日は大荒れの天気になると頻りに報。今日は終日家にいて休養。昨日の遠出由。他、特に記す事無。
2015年3月8日(日)少雨
朝より小雨が続く。今日は車愛好家40人来。貸切である。毎年今頃に来てくれるから非常に有難い。記念写真を撮る頃には、雲が薄くなり、光が差してきた。店を、若い人たちに任せて、かねてより気になっていた映画で「妻への家路」とい作品を観るために、コクーンまで出掛けた。これは中国映画で文化大革命時代を扱ったものだ。だから、1974年頃の中国の都市の様子や人々の暮らし向きの様子が沢山出てくる。私は丁度、この時代より仕事で度々中国を訪れるようになった。そして、文化大革命の終焉の瞬間をも体験した。だから、この映画の前評判を知って、個人的な理由で、ぜひとも出掛けなくてはならないと思ったのだ。ヨーコさんが生きていれば、「カッチャン!そんな無謀な事は止めてください!あとで昼間にでも電車で出掛けて観てくれば済むんだから、心配をかけるようなことは慎んでくださいな!」と小言をくらうところであるが、幸か不幸かもう居なくなってしまったから、気持ちの流れに身を任せて出掛けて来た。帰宅は11時半となる也。明日は生活指導が始まるので、早く寝なければならない。
2015年3月7日(土)雨、寒
朝より雨。日中の外気温は5度あたりを推移。人、三々五々来。目白より来店した老輩と同年齢の婦人は、60歳よりスキーを始めて、今でもスキーに熱中していると弁ずる。終日暖炉を燃やしつづける。明日は、アルファロメオの愛好家が大勢集合する予定也。
2015年3月6日(金)曇後晴、暖
営業の準備で飛駒に出掛ける。陽射し有穏やかなお天気となり、苔の雑草を取ってやることにする。木々の梢に、野鳥がピチル、ピチルとさえずる声を聞いていると、背中に日差しを浴び、時間が止まったような気分になる。昼に到ると、ヨーコさんが「カッチャンご飯ができましたよ!」と声が届くような気分にもなる・・・。梅はまだ大半が蕾である。備忘の為記す。
2015年3月5日(木)晴、寒
朝より風有寒。このところiPadに愛妻の画像を出して、アルバムのように使用している。大きさも自由に変えられるので便利だ。しかし、ヨーコさんの声がどうであったか思い出せなくなってしまった。動画を残しておけばよかったと後悔すること頻り也。
2015年3月4日(水)晴、暖
朝より厚生病院内科訪。尿と血液検査の結果は前回と同様、変わった数値は出てこないので、このままのライフスタイルを維持するようにと先生はおっしゃる。この三カ月の間に、老生の境遇はドラスティックに変化したので、不安がよぎるところであったが、今日の検査結果が良と出たので安心した。帰路、筑波、雪をいただく男体山、浅間、足尾の山々までもみえて、気分がすっきりした。昨晩は、録画した「小さいお家」を観た。その中で最後のところで、この物語の舞台となった赤い屋根の「小さいお家」が5月の空襲で焼けてしまうところが出てくる。病院の待合室で、名前を呼ばれる間、読んでいた山田風太郎の「戦中不戦日記」の5月の目黒、代官山、五反田にかけての空襲にあう場面が出て来たのだ。そうすると、映画で観た場面を思い出して、あの時代の情景がなんとなく、立体的に思い浮かべる事が出来たような気持ちになった・・・。
2015年3月3日(火)陰
今日はなんだか寒い一日であった。炬燵に入り、ヨーコさんが残していった携帯電話を思い出して、どんな写真を撮っていたのだろうと、画像を開いてみると、老生の写真もあるが、概ねが庭に咲いた花の写真であった。植物が好きであった老妻の事をしみじみと思い出した次第。茶の間には残していった鉢もある。世話をする主人がいなくなると植物もかわいそうだ・・・。予約も入ってくる。有難き限り!
2015年3月2日(月)晴、風有
独居老人的な境遇に在る、老生の生活を確立させるため、市の保健師さんに足を運んで戴いて、生活相談を受ける。炊事、洗濯等の指導である。毎週一回をうけることにした。午後、ズボンの裾上げにアウトレットモールを訪。散歩を兼ねて店を観て回る。夕方、耳鼻咽喉科訪。耳の難聴はあまり改善はみられないと謂う事で、薬を換える事にする。
2015年3月1日(日)春雨
終日雨止まず。梅花を裏の窓よりみる。三々五々人来。店が終わり、帰宅したら、近所の友達から電話があり
予てのように、今月上旬ノースカロライナに旅立ちの予定で暫く来日の予定がないので「お別れを・・・」と云う事であった。、河南の「デリス」にて待ち合わせをして、晩餐を共にする。シャブリを開けて夫妻と歓談。現在は「CHAVA」というエネルギー関係の仕事をしていると言うのだ。アルビン・トフラーが1960年代に説いた如く「世界の変わりようはすさまじく、加速度がついて変化していく」。将来、エネルギーはフリー、食料もフリーになるという。今日の老生の如く「明日の生活の為に、額に汗して働く」と云う事が、意味をなさなくなる世界が生じると言うのだ。しかし、そうなると、人間の根源的な問題である「何をして生きるか」という、形而上学的な問いに正面から立ち向かわなければならない事になる。食べる事や、車で移動する事もフリーの時代がいつ訪れるのかは不明であるが・・・・。宴もシャブリで酔いも回りたけなわ、友人の壮年の頃のビジネス談義となる。デジタル黎明期のカ州におけるジョブスのネクスト、アップルのCEOになりそこねたエリック・シュミットの話・・・。どれを聞いても面白いが、続きは次回という事で再会を約して宴もお開きとなった。

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