2013年6月の繁昌記


改訂版カフェブロッサムの繁昌記の目次

2013年6月30日(日)小雨後曇後晴後曇
今日はお天気を心配していた。というのも、「たね」バンドが昼ころより始まるので、その時、雨が降ると、楽しみが半減すると思ったのだ。
幸い昼ころより日差しも出てきた。音楽も非常に良かった!今日は、お正月から半年が過ぎた事になる節目の時だ。お正月から、春までは
順調であったが、脚立から足を滑らせ骨折となり、人生この先何が起こるかわからない!と言う、心境なり。「七転び八起き」という言葉を
心に刻み、苦難に満ちた道をひたすら地面を見つめ、前進あるのみ!嗚呼無常!!!
2013年6月29日(土)曇後晴後曇後雨
終日涼。千客万来。深緑、涼風桃源郷の如し。庭内に憩う人達のなかを厨房とは異なる、上質な空気が流れている。
しかし、この頃、店が忙しくなると、余輩の脚はどうもおぼくかなくなる。これが、骨折によるものか、加齢の為なのか、どうもよくわからない。
前途、暗澹たる気分になる。悩ましい年頃だ・・・・・。提供時間の遅滞はただただ、頭を下げるばかりなり。
2013年6月28日(金)曇、涼
ヒコマにて草刈に励む。昼頃、LIFEの甥来。しばらく歓談。午後、かねてより招かれし國學院付近のA氏邸訪。閑静なたたずまい
で、この地に定住すること1年と半ばというなり。シガーを奨められ、久しぶりに紫煙の香りにつつまれる。
2013年6月27日(木)晴時々曇
自宅では、泰山木の花が咲く。昼ころヒコマ着。夕方まで草刈をする。涼風も有、仕事ははかどる。他、特に記す事無。
2013年6月26日(水)雨
ヨーコさんは湯の丸インター付近にある「ヴィラデスト」に行って気分転換をしたいと言うので、お供する。途中、横川まで後ろの席で
ウトウトしながら寝込んでしまう。横川も雨であった。休憩所には元気なシニアが団体で周辺を闊歩している。中には、半袖の人もいる。
驚くばかり。余輩は、セーターを着込んでいるのだ・・・・。ヴィラデストは非常に参考になる。まず、周辺の植物もよく手入れをしてある。
テラス席から眺望するブドウ畑も雑草が取り除かれていて見事だ。カフェの入り口に設置したショップは、色彩豊かで、ランチにのぞむ
高揚感をもりたてている。ヨーコさんが自宅の庭でターシャから貰った、植物を育てているが、名前が解らなかった。今日、同じ
植物をヴィラデストの庭で発見した。ショップの職員に尋ねたら「紫先代萩ムラサキセンダイハギ」という答えを得た。非常な収穫であった。
2013年6月25日(火)晴
朝、焼きたてパンを得る。雲行きが怪しかったが、午前中よりモーガンに乗りヒコマに出かけ、草刈。夏雲しきりに去来するも
雨降らず。午後、「リラク」編集氏と館林の「つかさ」にて会食、歓談。帰路、館林市中をのぞき見る。昭和の雰囲気をろどめる
建物が随所にあり、面白き街なり。他、特に記す事無。
2013年6月24日(月)曇後晴
朝、アウトレットモールにある、バスターミナルに孫君を送り届ける。そのまま、ヒコマに向かい、昼まで草刈。午後、太田イオンにて
映画を観る。内容は、ホワイトハウスがテロリストの襲撃にあい、大統領が人質となり、米国及び世界の命運を操るという筋書きで
そこら辺から、場面展開のテンポが速まり、手に汗を握るような面白さがある。しかし、大統領と世界の命運を天秤にかける
シーンを観ながら、ふと、大統領とて地球に住む人類70億人のなかの、一人ではないか!と醒めた考えがチラリと浮かんだが
そう考えてしまっては、映画の楽しみが半減してしまうので、その考え方をあわてて引っ込めた。
帰宅後、TVで録画せし「二十四の瞳」を観る。こちらは、モノクロで昭和29年の作。画面には戦後間もないころの風景が写しこまれていて
老妻と最後までしみじみと味わった。気が付くと、一人で映画に出かけられるようになった。有難きかな!
2013年6月23日(日)晴時々曇、涼
終日、涼風有、3時の外気温は25度。鶯鳴けり。昼を過ぎて、まもなくローストビーフも売り切れた。夕、閉店。空はまだ明るい。
孫の運転する自動車で帰路に着く。夜、孫の家で晩餐。他、特に記す事無。
2013年6月22日(土)曇後にわか雨後曇
極めて涼。三々五々人有。涼風を得て、皆庭内で憩う。晩餐後町内の散歩を試みる。他、特に記す事無。
2013年6月21日(金)曇後雨
朝より準備のためヒコマへ出かける。鶯鳴けり。刈払い機で草刈をする。曇天、涼。台風4号は熱帯低気圧に変わったと報有。
他、特に記す事無。
2013年6月20日(木)曇、涼
朝より厚い雲が空を被い、気温は上がらない。午後よりヒコマにて草刈をする。天気予報では雨が降っていることになっているが
雨は降らないから草刈ははかどる。4時半の外気温は23度である。ひと働きしたので、帰宅。明日は夏至である。夕方は長く、明るい。
10週間ぶりに、モーガンに乗り市中を一回りする。エンジンはすぐかかったが、クラッチをロウに入れるのに、非常に苦労した。
左足を使わなかったから、筋肉が落ちて、気持ちは足を伸ばして、クラッチを踏み込むのだか、床までなかなか届かない。
歯を食いしばるようにして、ようやく、ギヤが入り、車が動き出した。続いて、変速するたびに、「ヤァ!」と気合を入れて、走らなくては
ならないので、非常に疲れる。しかし、交差点を、急カーブで曲がって走り去る爽快感は何物にも変えがたい。天に感謝多。
2013年6月19日(水)曇
終日曇り。午後整形科訪。順調に回復にて、マニアル車も運転してよろしいとの事になった。有難し。足底は来月半ばまでつける必要がある
ということなり。筋肉は2ヶ月の空白期間が有る由、しばらくはむくみも生ずるということなり。いづれにしても、日常生活に戻れるようになった。
嬉しい限りである。夜、風呂に入る。湯につかりながら、この2ヶ月の間に起こったさまざまな出来事、忍耐を振り返りながら、思わず長湯。
2013年6月18日(火)曇
午前中は雑用を片付ける。昼、粗食飯。午後、二人で飛駒に出掛け、草刈をする。他、特に記す事無。
2013年6月17日(月)晴
一週間ぶりにお天気がよくなった。午後、所要の為、大田方面に出かけ、書店に立ち寄る。しかし、車椅子が無いので、長時間
書棚の前に立ち続けることは、まだ出来ないことに気がつく。帰路、みどり市のシノワにて飯。「強記飯荘」とは異なる美味があり
愛妻は喜んでいた。食後しばらく、店のマスターとファッションについて談笑。
2013年6月16日(日)曇
梅雨空であるが涼風あり。時々陽も差す。手洗いのタイル床に蔦のはう窓辺からこぼれた光が緑の像を結ぶ。心和む光景ではないか!
2013年6月15日(土)曇、湿
今日も孫が手伝う。草刈、薪の準備、店の応対、後片付け、非常に助かる。店が落ち着いた後、しばらく、草取りをする。
他、特に記す事無。
2013年6月14日(金)曇、湿
4月の14日(日)朝、7時半ごろ脚立から落ちて、2ヶ月が経過。足底装具をつけて歩けるようになった。今日は昼、ボンゴレを作り飯。
午後より草刈に専念。休憩をする時、熱くなった足を冷やすために、長靴から両足をはずす。右足はスムースに抜けるのだが、
左足は、くるぶしの部分が膨れてしまっていて、うまく抜くことが出来ない。老妻に長靴のかかととつま先の部分を持ってもらい
「ヨイショ!」と抜くのであるがなかなか抜けない。熱くなった足を取り出して、装具をはずして、空気に晒すと本当に気持ちがよい。
これを繰り返しながら5時まで作業を続ける。仕上がった庭内をかえりみると、「緑樹、陰細やかにして、夏日長し」というような風情。
帰路、「強記飯荘」にて衣笠茸と野菜の炒め物を飯。衣笠茸は独特の香りがする。上品な土壌の香り、昔、愛用したパイプタバコの「バルカン
ソブライニー」と似ている。かくして、この記念すべき日はお仕舞いとなる。「老翁七十 みずから鎌を腰にす・・・」
2013年6月13日(木)小雨後曇
午前中より二人でヒコマに出かけ、営業の準備をする。余輩は、草刈。約5時間の作業。お陰で、裏の駐車場がさっぱりした。
夜、帰宅途中の「味かつ」にて飯。他、特に記す事無。
2013年6月12日(水)雨後曇
台風3号の影響で天候はかばかしくない折、二人でヒコマに出掛け、営業の準備をする。昼頃までは小雨模様であったが、午後になり、空が明るくなり
雨があがった。駐車場の草刈をはじめ、4時間程かかったが、草刈完了。快適な田園生活を演出する為には、ガーデニングで努力をすることは当然なのだ。
2013年6月11日(火)曇後雨
今日は、ヨーコさんが軽井沢の街でも歩いてみようということになり、天気予報を見るに、最高気温は19度とあり、涼しそうなので、サマーセーターとジャケットを
用意して、出掛ける。念のために松葉杖も同乗。人が沢山いる街を歩くのは久しぶりだ。しかし、松葉杖といえども長い時間過ごすと疲れる。
午後になると、冷たい風が吹いてきて、非常に寒くなった。襟巻きを忘れたことを後悔するほどである。アウトレットモールでは車椅子を借りて、モールを一周。
しかし、これは!と言うほど欲しいものも見当たらず、手ぶらで帰る。気晴らしは出来たのでありました。
2013年6月10日(月)曇、涼
朝、孫をバスターミナルに配達。俵稲荷寿司を買いヒコマに向かう。涼風を得て、暫し草取り。昼、緑陰の下にテーブルを出して、冷えたワイン、寿司をつまむ。
樹木の周りは、地面が見えさっぱりとしている(日ごろの努力の成果)。涼風が汗を拭い去る(天の恵み)。ホトトギスの鳴き声が樹林を通ってとどく(古今和歌集を
思い出す)。こうして、季節に密着した生活をしていると、限りなく充足感が湧き起こる。桃源郷に入るが如くだ。
更に、ようやく、ギブス生活を脱して、自動車の運転が出来るようにり、ある種の高揚感がある。こういう感覚は、昔、北米大陸を自由自在にドライブ知るとき
味わったことがある。昼食後、セッティーに横臥し午睡。午後、草刈をする。夜、愛妻の丹精を込めた野菜料理を戴く。
2013年6月9日(日)晴
朝、孫君に道路にかかる桑の枝を切り取ってもらう。桑は伸びるのが早くて、ふと気づくと、柵を越えて伸びていたのだ。まだ、足元はおぼつかないが
とにかく、歩いて移動することが出来るようになった。早く歩こうとすると、両肩を交互に動かすことになる。そうすると、脚も前に進む。
今日は、ローストビーフも納得できる焼き具合に仕上がる。まずは上等!5時の外気温25度。
2013年6月8日(土)曇
時々明るい日差しを得る日和となった。今日から仔羊のグリルも復活。早速注文が入る。孫は頻りに薪を作るなり。ホトトギスの鳴き声も盛ん。
2013年6月7日(金)曇
午前中より二人で、準備の為ヒコマに出掛ける。余輩は、昨日同様に草取りを始める。脚がまだ完全ではないので、ダンボールを地面に引き、その上に膝を乗せて
目前の草を丁寧に一つ一つ抜き取ることをする。4時間で6平方メートル位は地面が綺麗になる。今日も、ホトトギスが頻りに啼くなり。
午後、西方より雷鳴とどく。5時をまもなくすぎて雨有。帰宅後、「う」食。蔦屋より「KINFOLK」が届く。
2013年6月6日(木)曇
雨降らず。終日ホトトギスが「特許許可局」と啼き、浮世離れをした世界を造りだす。午前中は草取り。昼、蕎麦飯。午後も作業続行。5時の外気温23.5度。
2013年6月5日(水)晴、涼
この頃湿度を感じない日が続く。午前中、佐野市中にて雑用をすませ、プチエールにて仔牛のカツレットを飯。午後、ヒコマにて草刈。駐車場の草刈終了。
今日も、ホトトギスが頻りに啼く。暫し雷鳴とどろき、林の梢激しく揺れるなり。しかれども雨雲東方に去り、今日も落日有。18時の外気温22度。
2013年6月4日(火)晴、涼
午前中、厚生病院整形科訪。踵の骨折は回復に時間がかかるという。脚のむくみは2〜3ヶ月続くことがあるということだ。ここは忍耐を要するところだ。
帰路、渡良瀬遊水地の近くにある「わたなべ」にて鱧のてんぷらを肴に冷酒で喉をうるおす。ここまでくると、平野が水平に伸びて、麦秋の風景があたり一面
に広がっている。随分と遠いところへ来た様な気分になった。わき道に入り、土手付近まで行けば、鄙びた村落がある。
帰宅後、「MI6秘録」を読み始める。「KINFOLK」日本版も発注した。
2013年6月3日(月)晴、涼
午前中よりヒコマ到着。野鳥のさえずり有。しばし、草取りをする。昼、俵稲荷すし。午後、休息後、草を刈り夕に至る。18時の外気温19度。山端に落日望。
終日涼風有。草刈もはかどる。夜、粗食。
2013年6月2日(日)曇後薄曇、涼
極めて涼。今日も孫が草刈をする。エンジンを始動して草を刈る気配を感じると胸が落ち着く。カフェブロッサムの庭内もお陰様で、こざっぱりしてきた。
開店前に、予約の電話頻りにあり。開店後まもなくしてローストビーフが売り切れる。終日爽やかなお天気にて、人々庭内に憩う。
余輩の足は着実に回復しつつあり、来週には暖炉で仔羊、仔牛のグリルも復活させる予定なり。店が一段落して、孫と雑談。秋にはiphoneは腕時計型に
成るようだとの話なり。
2013年6月1日(土)晴、時々曇
やや爽やかなお天気となり、東京から帰郷した孫はローストビーフの薪を用意した後、草刈を始める。三々五々人来。ホトトギスの鳴き声有。夕、極めて涼なり。


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