隠遁生活・隠逸生活に憧れ(今風に表現すれば、スローライフ)其の業界で高名な、陶淵明先生の
「帰去りなんいざ、田園 将にあれんとす なんぞ帰らざる」という文章に感激して、前後も見境無く、
隠遁生活は既に十霜を積む。 現世の移り行く様は、モノの哀れをさそい、
隠遁生活も気晴らしが必要となります。そこで、色々と試行錯誤を繰り返すわけです。
これは、その試行錯誤する隠逸生活、及びその醍醐味を綴るものであります。
しかして、時代はまさに超節電が求められる時代に突入。期せずして、我カフェブロッサムは
時代の最先端を行く店であることに気付いたのでありました。
2011年12月31日(土)晴 朝、ホットケーキを飯。録画の「ターシャの庭」を観る。庭を訪問してから、6年が経過。あらためて観ると新たな 感慨がある。我々も似たような生活を展開するようになった。 昼、粗飯。午後、二階の炬燵で読書。夕、風が無いので、織姫山散歩。今年最後の落日を目撃。 夜、弟の処で蕎麦を飯。姪夫婦ははヴァンクーバーに元気に過ごしおる。ベービーも1歳と7ヶ月になったという。 YouTubeで元気な姿を見る。 |
2011年12月30日(金)晴 風有寒。朝、散歩は中止。昼前、二人で、後片付けの為、飛駒に出掛ける。昼、パエリャ飯。 暖炉の火にあたり、しばらく、休憩。思わず寝入る。夕、帰宅。寒風有、散歩は中止。 炬燵に入り、「ナチを欺いた死体」というノンフィクションを読む。夜、もちを焼き飯。 |
2011年12月29日(木)晴 足利の9時の外気温は−0.5℃であった。寒さは少し緩んだ。午前中は炬燵に入りWEB関係の書籍を読む。 昼、粗飯。午後、ころあいを見て、市中散歩。水蒸気が眺望を邪魔する。昨日までの、見通しの好さは得がたい。 夜、すき焼飯。このところ、忙しく動き回り、疲れが溜まってきたようだ。 備忘の為フェイスブックのリンクをつける。 http://www.facebook.com/profile.php?id=100002188435665 |
2011年12月28日(水)晴 朝、かねてより、手配の薪が関西より到着。孫を連れて、飛駒で受け取る。昼前帰宅。ヨーコさんと二人 けやきウオークにある「登利平」にて唐揚げ、焼鳥を飯。紀伊国屋にてクラウド関係の書籍を得る。 前橋に向う道中、赤城、榛名、荒船山、浅間山と個性的な山のパノラマが広がり、目を楽しませる。 夕、シネマテーク高崎にて「カンパニーメン」を観る。2008年の9月よりのリーマンショックで混迷する アメリカ経済界の、ビジネスメン達の、苦悩する姿をリアルに描いた映画であった。 舞台は、ボストン周辺に広がる、高級住宅地で、非常に懐かしい風景が観られた。映画終了後、 ヨーコさんが「何か・・・身につまされるような映画、でも面白かった」と感想を述べたが、余輩も同感。 来週はブリューゲルの映画の予定だ。夜、湯豆腐で一杯。有意義な一日であった。 |
2011年12月27日(火)寒冷 足利市、7時の外気温−5℃。所用の為、二人で太田市に出掛け、帰路藪塚の蕎麦飯。赤城山に雪降る。 夕、寒さの為、散歩中止、腕立て伏せ20回に替える。 |
2011年12月26日(月)晴、寒冷 朝、茶の間で朝食中、ガラスを通しての、陽射しの強さに驚く。空気乾燥ゆえの現象か?ヨーコさんと 無事、営業を終了出来たことを話題して、ゆっくりと食事を楽しむ。 鉄アレー420回。体が温まったところで、市中散歩、正月の餅などを依頼する。 帰宅後、粗食飯。しばし、休息。午後、ヨーコさんを乗せて、買い物、用足しに出掛ける。帰宅後、 馬賊帽子にカメラを提げて、織姫山散歩。山頂に立。寒風をまともに受けて、冷。しかし、空気が澄んで 見通し好く、優良な眺望が得られる事は、極めて快。最近、つくづく思うのは、世の中の見通しの 不明な事だ。四六時中19世紀のロンドンのように煤けて、ガスのかかった様な思いで生活していると 今日のような、アッケラカンとした見通しの好い風景には、限りなく癒される。 手は、かじかみ、鼻水、くさめ、老人のこらえ性の無さゆえの尿意と奮闘しながらも、痛快なる思いで、 心の趣くままシャッターを切る。尿であるが、こんな、激風渦巻くところで、用足しをすると、必ず、 吹き返しでもって、飛沫を浴びるのである。これだけは、避けなければならない。 ともかく、充実した、一時を得て、帰路に着く。 夜、シャブリを開け、生牡蠣を楽しむ。余輩は、どういうわけか、休日になると元気になる性分なのだ・・・・。 |
2011年12月25日(日)晴、寒 今日が、営業最終日であり、朝も、慌しく出掛ける故、鉄アレーを省略して、腕立て伏せ10回。 飛駒に向う途中、須花峠より久しぶりに、秩父方面山塊まで眺望を得られ、急遽、下車して 思わず、シャッターを切る。7時、飛駒に到着。外気温−7℃。今年最後のローストビーフを焼く。 普段と同じ心構えであるが、やや緊張。しかし、得心の有るモノが出来た。 頻りに電話有。予約の問い合わせであるが、既に、今日のぶんは売り切れてしまった・・・。 11時を回り、人來。昼、満席。厨房ではヨーコさんと某嬢奮闘。余輩はもっぱら配達に回り、 階段の上り下りを繰り返す。6時半の外気温−2℃。空に月在らずして、星煌く。 帰宅して、腕立て伏せ20回。2011年の営業も無事終了!天に感謝多!! |
2011年12月24日(土)晴 朝、鉄アレー、例の如し。 連休中日である。ローストビーフの焼き具合は、会心の作と言うべき仕上がり。先客万来。昼を過ぎ満席・・・。 三人で奮闘努力して応対。皆、暮の一時を暖炉が燃えるカフェブロッサムに憩う。 余輩も終日階段の登り下りに足腰が鍛えられる。 |
2011年12月23日(金)晴、風有、寒 いよいよ、連休。早朝より飛駒に出掛け、ローストビーフを焼く。ソースも概ね完成。 三々五々人有。終日静かに推移。他、特に記す事無。 |
2011年12月22日(木)曇 鉄アレー例の如し。午前中より飛駒に出掛け、明日よりの準備に追われる。窓拭きの最中、頻りに、 三月の震災が思い出される。丁度、今日のように、窓拭きをしている時に、地震警報の放送があったのだ。 息災に年末に至ることが出来たのは、ありがたい限り。天に感謝多。 夜、炬燵に入り、湯豆腐で一杯やりながら、冬至の一時をしみじみと味わう。 |
2011年12月21日(水)曇 昼前飛駒到着。パエリャを作り飯。午後、庭の整理。外気温7℃。ヨーコさんは厨房で、ローストビーフの ニュバージョンなソースを作るべく奮闘中。5時の外気温2.5℃。 夜、鉄アレー、例の如し。 |
2011年12月20日(火)晴、寒 朝、焼きたてパンを得る。食後、鉄アレー300回。 昼、飛駒着。パスタを作り飯。伐採した桑の樹を整理。午後4時40分の外気温5℃。作業終了。 暖炉の前で暫し、くつろぐ。予約の電話有、有難きかな。 5時半の外気温は1℃となる。星、煌く。昨日より、電気毛布を使用。同時に湯たんぽも入れる。以前、 愛犬が使用していたものだ。昨夜の寝室の温度は9度であった。このぐらい寒いと、 布団の中でぬくもりに包まれ快適な睡眠がとれることを発見。寝るもの楽しみの一つになりけり・・・・。 夜、鉄アレー350回。200回あたりから、体がポカポカ温まる。人体も発熱体だと云う事だ。 今夜も長湯につかる予定。思うに、世の中は、目が廻るほどに、激変しているようだが、老境に入り、 この頃は、こじんまりと纏まってしまったような気もするが、しばらくは、冬篭りの気分にならん。 |
2011年12月19日(月)晴 朝寝をする。疲労感が抜けない。ヨーコさんは検査に行ってしまったので、お茶を飲んで済ませる。 つらつら思うに、秋から、しばらく、3キロの鉄アレイで、毎日、一度に、200回ほどの筋トレに熱中していて、 胸の筋肉も付いてきた。先日は、風呂上りに、ヨーコさんの前で、ポーズをとってみせたら、「カッコイィィ」 と、お褒めの言葉を戴き、より一層、筋トレに励んでいた。どうも、その無理がたたって昨日の疲労感に つながったようだ。まさに、―年寄りの冷や水―。面目ない! 昼、二人で「とんかつ栄」にて飯。帰宅後、午睡。夕、織姫山散歩。空が茜に染まり素晴らしい。 夜、粗食飯。これから風呂にゆっくりと浸かる予定(冬の楽しみの一つは、このなが湯となった) |
2011年12月18日(日)晴 朝、6時半過ぎの足利市の外気温−4度であった。然るに、飛駒に向わんとして、須花峠にさしかかり外気温を みると−3度である。市中より気温がプラス一度高い。木々に葉が残ったままだ。 7時40分の飛駒ブロッサムの外気温は−6度。周辺の山の葉は概ね落ちてしまった。備忘の為に記す。 邪魔になる、桑の樹を伐採せんと、チエンソーで取り組んだが、思うように、事が運ばず、疲労困憊! 幸い、若い、知り合いが来たので、チエンソーをあずけて伐採を頼む。 自分としては、それほどの運動をしたつもりは無いが、店に戻り、暖炉の前に腰を落ち着けると、 全精力を使い果たしてしまったような、脱力感が生じ、しばし、呆然とする。歳はとりたくないものだ・・・。 気が付くと、そのまま、寝入っていたのだ。やんぬるかな! |
2011年12月17日(土)晴、寒 朝、7時10分の外気温は−5℃。庭の紅葉は散り木々は裸になった。8時よりローストビーフを焼き始め る。人、三々五々來。店内は落ち着いて推移。終日暖炉燃える。夜、空に星座輝き、極めて寒! |
2011年12月16日(金)曇 準備の為、飛駒に出向く。昼、パエリャを作り飯。連休の予約入り始める。他、特に記す事無。 |
2011年12月15日(木)晴、暖 朝、織姫山散歩。空気かすみ眺望をさまたげる。久しぶりに、モーガンの埃を払い、市内を走る。 他、特に記す事無。 |
2011年12月14日(水)曇、寒 終日曇。午前中、準備の為店に出向く。昼、シーフードパエシャを作り飯。使用する食材は 冷凍のシーフードミックスと残り野菜だが、非常に美味しかった。思うに、使用する油が美味しさの秘密である ように思う。大分以前、ある中華料理店で食事をした際、出てきた料理が見た目と不相応にまずいことがあり 消去方で原因を究明した。厨房で中華鍋を振るう、リズミカルな音は技術として確かなものが伝わって 来る。食材も野菜と肉であるが、問題はなかった。しかし、料理全体を統合し一つの味にしてゆく 力が欠けていたように思った。結論は油ということになった。中華料理では、油は食材を根底から支える モノダと思う。しかるに、洋食をもや。 |
2011年12月13日(火)晴、寒 朝食前、織姫山散歩。山頂にて後輩に遭遇。毎朝、両崖山まで往復して、10年になると言う。 帰宅後パンケーキを飯。食後、炬燵に入り読書。昼、粗食飯。読書後午睡。夕、再び、織姫山散歩。 天気晴朗にして荒船山望。 |
2011年12月12日(月)晴 朝、久しぶりに、織姫山散歩。光に輝く、紅葉のトンネルをくぐり、山頂に至り、白い富士を望。 昼、二人で林屋に飯。午後、雑用を片付け、夜、老妻はホルモンが食べたいと言うので、 友を誘い、3人で「小鉄」の暖簾をくぐり、七輪に乗せたモノをつまみながら、しばし歓談。帰路、夜空に寒月在。 |
2011年12月11日(日)晴、寒 朝、7時10分の外気温−4℃、室温12・5℃。早速暖炉に火を入れ、仕事にかかる・・・。イメージ通りの仕上り。 千客万来、旧知の人達も混じり、厨房では老妻も奮闘。日、暮れて、月、冴え冴えと庭を照らす。 |
2011年12月10日(土)晴、寒 朝、7時10分の飛駒の外気温、−5.5℃。室温は11.5℃であった。暖炉で、ローストビーフを焼く。11時には、 室温24度。宇都宮方面よりバイク多数來。室内でゆっくりと暖かい一時を過ごす。 |
2011年12月9日(金)曇後晴、寒 朝より飛駒に出掛ける。周囲の山々の頂が白くなっていた。先週の金曜日以来である。 他、特に記す事無。 |
2011年12月8日(木)曇、寒 70年前のこの日は「本八日未明・・・・」で始まるパールハーバーの日である。幸い、今日までの人生は戦火に 遭遇する事は避けられた。思うに、現在のヨーロッパ、金融財政に暗雲がたち込めているが、その、苦境を 突破しようと、EU諸国が頼みの綱にするのは、ドイツの経済力だと、もっぱらの噂である。 68年前、連合軍の航空爆撃にドイツ諸都市は徹底的に破壊され、20年前には東ドイツを併合する試練をへて 今日、EU諸国の要となるドイツ・・・。現代史が含蓄のある風景を見せてくれているようだ。 |
2011年12月7日(水)薄曇、暖 朝より、飛駒にて準備。昼、シーフードパスタを飯。1時半、外気温は13℃。この時期は草刈が必要ない から、非常に楽だ。午後、庭の紅葉が輝く。 |
2011年12月6日(火)曇、寒 朝より曇。午前中散歩。昼に至り、大鵬に飯。冷えたビールが美味ナリ。漸く、膝の痛みがなくなってきた。 つらつら考察するに、先月初旬より、震災の折、奥から出てきた、革底の靴を履き始めたのだが、コツコツと 懐かしい音がして、楽しい気分になるが、老化した膝にはどうも、それが、いけなかったのかもしれない。 先日来、靴底が、ラバーのモノを履き始めたら、膝は改善したようだ。色々と、難しい年頃になってしまった。 |
2011年12月5日(月)晴、風有、寒 先月初旬より膝が痛み、散歩は休んでいたが、運動不足を避けるために、近所を散歩する。 午後は炬燵に入り読書、午睡。中国道の、フェラーリ、ランボルギーニの連続玉突き事故に驚く! |
2011年12月4日(日)晴、風有 朝、7時5分の外気温8度、室温18度。ローストビーフは昼頃完売。天気晴朗、千客万来、終日、仔羊を暖炉で 焼く。銀杏の落葉地面を覆う。 |
2011年12月3日(土)雨、寒 朝より雨、暖炉に火を入れ、ローストビーフを焼き始める。サポーターの一人が、ビーツが収穫できたと 持ち寄る。早速、ヨーコさんがボルシチを試作。皆で試食。美味!!!。ミネラルの香りと味がする。 本物の味だ・・・。昼近くなり、雨足強まるが、千客万来、ローストビーフも売り切れ、厨房、奮闘努力頻り。 |
2011年12月2日(金)曇、寒 裏山が初冠雪。昼の外気温3度。今日が寒さの底だと報有。終日暖炉を燃やし、営業の準備をする。 他、特に記す事無。 |
2011年12月1日(木)曇後少雨 午後より、絵の仲間と桐生市の川内にある、崇禅寺へ出向き、紅葉の景色を眺める。連れは、 俳句をたしなむ者にて頻りに口の中で、つぶやいている。 霧雨に煙る借景とあいまって、京都の三千院もかくやと思われる風景が目の前に広がり、 目の保養となる。糸ヒバの古木在り。帰路、大川美術館を訪ね、「松本竣介展」を鑑賞。「運河風景」は なかなかよい。 |