スローライフ日乗(カフェブロッサム繁昌記)2011年版

このページは高齢者となった店主が綴る日誌です


改訂版カフェブロッサム繁昌記の目次

2011年1月31日(月)晴
午前中、所用を済まし、昼、粗食飯。午後、雑用を片付ける。連日の外出にて、やや、疲労感生じ、散歩中止。他、特に記す事無。
別記:今月の初めは穏やかな天気が続き、中旬より寒波到来、今日も日本海側は雪降り、道路の閉鎖の報有。備忘に記。
2011年1月30日(日)晴、寒
朝、織姫山散歩。眺望極めて良。スカイツリー、高崎観音、高崎市役所、都心ビル群、古河方面望。体調宜しきを得て、浅間神社を経て帰宅。昼、老妻と須花坂の蕎麦を飯後、店の掃除をする。夕、帰宅後再び織姫散歩。市中にて「久保田」を得帰宅。夜、二人で「ル・クール」にて晩餐いたし、知り合いの描いた、水彩画を鑑賞。
2011年1月29日(土)薄曇
寒。午前、佐野文化会館に水彩画の展覧会訪。友3人有。連れ立って、近くの伊食に飯、歓談暫し。帰路、M夫人有。新年挨拶、近況報告交換。
一層の趣味のよさに感嘆す。夕、織姫山散歩。夜、粗食飯。TVに九州の火山噴火報、エジプトにてのデモ報有。この一ヶ月、雨水無。備忘の為記。
2011年1月28日(金)晴
午前中、所用を済ませ、昼、二人、「つかさ」に仏食飯。夜、独り「ソーシャル・ネットワーク」をイオンにて観。内容は、フェイスブック立ち上げの話だ。2005年、老妻を伴い、ニューイングランドにターシャ・チューダーを訪ねた折、ハーバードの街に寄り、散策をした。まさにその時、映画に描かれているような、活動が、同じ街で展開されていたのだ!キャンパスの景色が懐かしい。
世の中の動きが、明白になり面白かった。帰路、翡翠軒にて飯。
2011年1月27日(木)晴
午前中織姫散歩。風有。山頂よりスカイツリー望。浅間神社を経由して帰宅。昼食後、老妻に命じられ雑草取り。夕、織姫散歩。夜、粗食飯。
2011年1月26日(水)晴、寒
早朝、織姫散歩。眺望得られる。写真を撮ろうと思ったがカメラを忘れてきた。残念!しかし、携帯がある。老妻に電話してカメラを山頂まで届けてもらう。持つべきものは老妻だ。熱心に撮影を始めると、バッテリーが切れた。残念・・・。寒気が骨まで沁み込む様な、心境になり、車に乗せられて帰宅。
午前中より、準備の為飛駒に出掛ける。老妻は「備有不憂」と頻りに弁ず。余輩は、忍耐の精神を学ぶ。
夕、織姫散歩。夜、粗食飯。
今朝は、伊勢崎市役所と高崎市役所が撮影できた。
鉄塔の建物は建設中の足利日赤。
2011年1月25日(火)晴
朝より二人で飛駒。終日掃除。他特に記す事無。
2011年1月24日(月)曇
朝より二人で飛駒に出掛け、店の掃除。昼、パエリャ飯。午後掃除。どうやら、峠を越えた。夕、掃除機の袋を電気店にて買い、帰路、中川にて一杯・・。
夜、粗食飯。
2011年1月23日(日)晴
朝寝をする。昼、孫のボーイ達が、たまには、親しくお話しをしたいと言うことで、太田市のプリマベーラにて会食。中二のボーイはバスケットに燃えている。小四のボーイは、マルゲリータが美味いと言う。星五つだね・・と言いつつ、二枚平らげる。夜、同級会有、旧交を温める。
2011年1月22日(土)晴
気晴らしに、二人で先日、「クーリエジャポン」で紹介されていた、「ソウル・キッチン」を、渋谷センター街に近いシネマライズに観に出かける。映画の全編に流れる、ロック的音楽が、印象的で、乗りのいい、コミカルな作品に仕上がっていて楽しめた!映画の、舞台となるレストランのシュチエーションはしびれるばかりに素晴らしい。また、そのレストランに間借りしている、老人が、余輩の兄貴分かと思うほど、渋い。限りなく、画像力を堪能できる映画だ。
夕、中目黒の某所にて、ジビエ飯。
2011年1月21日(金)晴、寒
朝より二人で飛駒の掃除に出掛ける。厨房付近の大きな棚を移動したり、丸太の壁を拭き掃除をしたり、事態は大掃除の観を呈してきた。夕に至り切り上げる。帰路、森田屋に飯。
2011年1月20日(木)晴、寒
朝、市中にて焼きたてパン得。午前中、二人、飛駒にて掃除。余輩は、薪にすべく、天窓の部材を鋸で切断。すると、欧州赤松はフィンガージョイントで巧みに組み合わされていた。これは、収縮、変形する無垢材を、木材の繊維組織を読みながら、組み合わせることにより、変形率を吸収する、技だ。
昼、シーフードパエリャを作り、シャルドネで飯。終日、片付け。夜、粗食飯。二人とも、やや、疲れをおぼえる。
2011年1月19日(水)晴、寒
朝、焼きたてのパンを市中に求めんと、防寒着に身をかため、町内を歩んでいると、ひょっとして、人類は余輩の眠っている間に、何らかの原因で、絶滅してしまったのかも知れないと、不安が胸をよぎるほど、人の気配が無い。猫の気配も無い、静寂な空気に包まれている。不安を抱き歩を進め、トンネル通りに差し掛かると、通勤車の列が視野に入り、「あ〜独りではなかった!」と安堵する。さて、今日も、午前中より、二人で、店に出掛ける。余輩は倉庫にあった、旧い天窓のフレームを薪にしようと思い、しかし、好奇心に駆られ、どのように作られているかと、分解を試みた。当然のことながら、天窓の枠は、全て木製である。頑丈な四角四面を形成する為に「ドブテイル」と云う、丁度、人間の両の手を互いの指で組むように、精密な加工を施し、頑強に作られている。接着剤などは使用していない。木材というアバウトな素材を用い、それを、各々の部品として、成り立たせ、ガラスという無機質な素材を正確に組み合わせる発想は、素晴らしいの一語に尽きる。日本の木材加工技術は、素晴らしいと言われるところであるが、其のレベルをはるかに超えたところにある、技術と発想だ。時間がたつことも忘れ、寒風に吹かれながら、螺旋回しで、格闘すること1時間余、最後は、互いの角をたった一本の釘で固定していることを発見して驚いた。
昼、チーズフォンヂュとシャルドネ、イカ、蛸のマリネ飯。午後、書棚の片付け。旧い写真、探していた本等沢山出てくる。薄暮に太田市の金山へ急ぎ登り、双眼鏡にて、スカイツリー・都心のビル群望。夜、橙に飯。
須花峠を飛駒より名草方面に下る地点より
撮影した写真です。
望遠鏡では足利市の製紙工場が見える。
余輩は、この、峠の景色が非常に好きなのです。
2011年1月18日(火)晴
朝、二人で飛駒に出掛ける。暖炉に火を入れ、室内は、徐々に温まる。先日、孫と行った、Hootersは居心地がよかった。考えてみると、サービスをする、お姉さん達が、タンクトップ一枚で短パンスタイルだから、其の基準に合わせて、室温を調整しているのだ。冬は暖かい店は客にはありがたいものだ。昼、浅利のパスタを作り、オーガニックなシャルドネで飯。美味。午後、二階の天窓のガラスを入れ替える。複層ガラスであるが、30年の使用で、ガラスの層のなかに空気が入り、汚れが内側のガラス面を覆い、大分、見苦しくなった。慎重に、木製サッシのガラスを押さえている枠を外し、旧い、窓ガラスを取り外し、新しいものをはめ込むのだ。何しろ、30年前の窓枠だから、今のものが、ぴったり納まるかどうか不明。ガラスが、大きくて、重いのでヨーコさんを呼んで、二人で全力を傾けて、作業をする。すごい!!!!驚く無かれ、ガラスは、ピッタリと元の枠に収まった。さすが、メイドインデンマーク。上等だ。元のガラスを外すときに、その、木製の枠を点検してみたが、異常なし。今後もこのままで、30年は使用できると思う。次に、交換する時には、余輩は、順調に行けば、97歳になっているはずだ。毎日、筋トレをやっているお陰で、比較的スムースに作業が終了したわけだが、ヨーコさんには大分こたえたらしい。エネルギーを出し切ってしまい、帰宅して夕飯時には腕が痛くて、物を持つことが出来ないと言うので、鳥伊支店にて飯。ところで、余輩はデンマークと云う国を見直した。訊くところによると、近頃、コペンハーゲンの海岸通の倉庫街で、世界一美味しいレストランが出来たという話ではないか。内装も、旧い倉庫を、余り手を加えずに、ほぼそのまま使用していると言う。ニューズウイークに其の記事が出ていた。店名はNOMAであったと思う。機会があったら訪れて見たいものだ!
この写真はガラスを取り替えた後に撮影したものです。
夕、織姫散歩の折に夕日を背に、浅間山を望す。この中に真意有。弁ぜんと欲し、言を忘れる。
2011年1月17日(月)晴、寒
腹筋10回。午前中、防寒着で浅間神社散歩。高崎市庁舎、伊勢崎の華蔵寺公園のゴンドラ望。桐生市中望。帰宅後昼食飯。午後、読書。夕、雑用。夜、粗食飯。
2011年1月16日(日)晴、激寒
今日も朝より、図書館の読書室に籠もり、英正史の読書に励むつもりであったが、孫の御守りを頼まれた。やむをえない・・・。連れ立って、電車で赤坂見附の、Hootrsで飯。日曜日の昼間と言うこともあり、入りは7分。気晴らしに、腹を満たすのには丁度よい。記念写真を撮る。孫と日枝神社参拝。銀座に出て、書店の書棚を探索。最近「パワースポット」と謂う言葉が流行しているが、余輩には、Hootersや銀座のこの書店が其れにあたるらしく、書棚を探索しているうちに、脳内が活性化されてくるように思う。帰路、バーニーズを覗くと、「SALE」の真っ最中であり、数年前、バンクバーで買った手袋が大分痛んできたので、手袋を買う。ヨーコさんは、連日の掃除が概ね終了して、家でノンビリできたと言う。夜、粗食飯。
2011年1月15日(土)晴、激寒
朝食後、TVで少林寺の世界遺産関連番組を観た後、織姫山散歩。眺望虚しく、速やかに下山。昼、粗食飯。午後、図書館に英正史と電子辞書を持ち込み、読書室に籠もる。夕、帰宅後、耀子さんに頼まれ、アンコウを買う。久保田と鍋を飯。
2011年1月14日(金)晴、寒
ヨーコさんの誕生日を祝し四谷、北島亭訪。鹿肉食。帰路、荷風所縁の牛込余丁町を散策後、日本橋、丸善に、心の趣くまま、書棚を探索。三階の洋書部にて「英情報部正史」を買う。最近の気持ちに去来するテーマは、現代史だが、根底には懐古の趣味があるようだ。浅草にて寿司飯。来年も祝える事を願い帰途に着く。TVは改造内閣報頻り。羊頭狗肉という言葉を思い出してならない・・・。
2011年1月13日(木)晴
織姫散歩。眺望かくの如し。左上は太田市内。帰路、マルタカパンに立ち寄り、焼きたてのパンを得る。朝食後、読書。昼、酢豚飯。午後、読書、午睡。夕、雑用。夜、二人で大鵬にて飯。
2011年1月12日(水)晴
朝、織姫散歩。山頂の眺望、霞有、宜しからず。唯足下の景色のみ。写真は太田市の金山、右端に日赤の工事中の現場有。備忘の為に撮る。昼、アジの干物、「峠の釜飯」の釜で焚いた白米(家内の焚き方が絶妙で、極めて美味)煎茶の午餐。午後、モーガンで飛駒に出掛ける。久しぶりのドライブだ!車も喜んでいる。薪を作る。夕、帰宅。夜、シャルドネに粗食飯。寒さ増す。
2011年1月11日(火)曇
朝、例の如し。耳鼻科訪。昼、粗食飯。午後、飛駒にて薪作り。チエンソーの目立。夕、知人より電話有。知人、東京のさるパーテーにて、同席の某氏と、自己紹の折、たまたま、22年前、長野県に、我社の、ログハウスを建てた人なり。自分の名前まで出たと知人報ず。機縁に尽きる。可々・・・。夜、シャルドネ、生牡蠣、豚鍋飯。
2011年1月10日(月)晴、寒
朝、腹筋、アレー例の如く。織姫散歩、眺望良、寒風激、留まることを得ず、神社を下り、渡良瀬過ぎ、河南に歩。「ひらたや」にてカンパーニュを買い帰宅。一万二千余歩。昼、オーガニック・シャルドネを開け、ヨーコさんとカンパーニュを食。このパンとこの白ワインの相性は抜群。午後、読書、午睡。夕、ヨーコさんの片付けを手伝う。夕陽有、再び織姫山頂にて富士を撮る。24ミリの広角レンズは中々便利だ。
2011年1月9日(日)晴
朝、焼きたてパンを買い飯。渋谷にて、ジュンク堂書棚を探しフランクリン自伝を得る。食堂街にて飯。再び書棚を探索。疲労感有、夕、帰路。夜、粗食飯。
2011年1月8日(土)晴
朝、腹筋10回、鉄アレー30回。朝食後、独り、赤城山麓に出掛け、木枯らし街道をドライブ。途中、眺望を楽しむ。群馬県庁舎、高崎市庁舎、観音眼下に有。スカイツリー不望。最近、高所からの俯瞰が楽しい。老妻、其の友達もやはり楽しいのか聞いてみたが、一向に興味を示さない。かなり、個人的な趣味なのだ。日常の視線で見る事物が、高いところから俯瞰することにより、思いがけない風景が見えてくる(そのような気がするだけなのかもしれない)。es cafeにて休息。今日は、午後、伊勢崎にて「アメリア」のaviation filmを観る予定なので、前橋に下り、「うな長」に飯後、伊勢崎に向う。映画は既に始まっていたが、それほどの、物語があるはずもないので、のんびりと、旧い飛行機が出てくる画面を楽む。1937年、昭和12年の物語だ。其の頃には既に、極東に暗雲立ち込め、ついには、人々は、歴史的破局に向って進む、大きな渦に飲み込まれてゆく・・・。
ところで、去年の暮れまでは、久しぶりに、大きな本を読んでいた。トニー・ジャット著「ヨーロッパの戦後史」。戦後のヨーロッパで進行した経済発展の様子が、独りの歴史家の目を通して語られているが、ヨーロッパで発生した経済現象があたかも、双子の兄弟の如く、極東でも起こっていたことに新鮮な驚きをえる。自分の中で、何故、現代史に興味を持つのかは不明。しかし、それでは、日本の戦後史を読んでみようとして、正月から読み始めたが、話が、小さすぎて、一向に読書欲がおこらない。少し、饒舌になってしまった・・・。
2011年1月7日(金)晴
朝、久しぶりに、モーガンを始動。邑楽町タワーを訪。360度視界良好。スカイツリー、前橋県庁舎、筑波山、日光山系望。帰宅後、孫来。友來。浅利のボンゴレを作り飯。午後、雑用を片付け、夕、織姫山散歩。山頂よりツリー望。夕陽紅残、空に偏月有。極めて寒。夜、七草粥飯。
2011年1月6日(木)晴
早朝、空に星有。腹筋10回、アレー30回。織姫山頂、鑁阿寺を経て帰宅。粗食後読書。昼に至りズワイガニパスタを作る。シャルドネと飯。午後、日赤訪。老妻の脳検査、全て、異常無と知る。帰路、鑁阿寺参拝。御籤、吉。目出度きかな・・・。古川に寄り珈琲で祝す。夕、読書、腹筋10回、アレー30回。夜、粗食飯。
2011年1月5日(水)晴
早目の昼食を済ませ、耳鼻科訪。帰路、織姫山散歩。スカイツリー不望。午後、読書、午睡、読書、家の片付け手伝い。ヨーコさんは熱に浮かされる如く、家の掃除を続けている。夜、粗食飯。
2011年1月4日(火)晴
朝、腹筋10回、アレー30回。朝食後、織姫散歩。スカイツリー現れず。高崎観音望。帰宅後読書。昼、日当りの好い部屋に卓袱台を移し、昼の日差しを浴び、you tubeにて音楽を聴きながらシャルドネと粗食飯。老妻はこれが気に入った様子。 僕の正月の音楽お気に入りはこれ。午睡後、読書。夜、粗食飯。
2011年1月3日(月)晴
腹筋10回、アレー30回。朝食後、織姫山散歩。山頂、スカイツリーは今日もお休み。高崎観音望。
渡良瀬橋にて白鷺が頻りに足で水溜りをかき回し餌をとる姿をながめる。鳥は長い足をスックト伸ばし浅瀬に悠然と佇む姿は、世俗から離れた感がするが、双眼鏡で観察すると、忙しく水中の足を動かし、食料を探すのに余念がない。遠目からでは、其の実態は不明だ(アヒルの水かきの如)。浅間神社に登る。風無く暖。ここからは、桐生市内がよく見える。暫く観察。帰路、鑁阿寺に立ち寄るが、門前、列をなし、参詣は後日とする。帰宅後、飯。午後、読書。暮れより読み始めた吉川幸次郎著「宋詩概説」が美文調の唐詩との違いを、明快に解説しており、面白い。読書中午睡、読書。夜、粗食飯。ところで、風力発電のファンが燃えています!
2011年1月2日(日)晴
腹筋10回、アレー30回。朝食時にTV番組に暫く見入る。南米を150日あまりかけて、トラックを旅客用に改良したバスで野宿、簡易宿泊所を利用して、一周するグループ旅行実録記だ。市役所を定年退職した65歳のイギリス男性や、離婚してこの旅行に挑んだ日本人女子などが画面に散見され面白い。昼前、織姫山散歩。山頂にスカイツリーは現れない。休みだ!そそくさと、神社を経由して石段を下りる。渡良瀬河を渡り浅間神社に登る。頂上より、桐生市内が順行の光でよく望める。風無く、暫く滞在後帰宅。一万余歩。昼、粗食飯後午睡。夕、読書。夜、粗食飯。腹筋10回、アレー30回。
2011年1月元旦晴後曇
8時20分起床。神様に挨拶。酒と御節をつまみ、雑煮を飯。窓より陽光射し気持ちよく寝入る。1時、織姫神社参拝。山頂にて、スカイツリー、都心のビル群を視認。帰宅後、焼餅飯。夕、読書。夜、孫来、会食。正月はかくの如く過ぎる。

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