八尾市立埋蔵文化財調査センター
発掘情報
平成24(2012)年度


街道に面した中世の村跡を発見!

平安時代後期の居住域を確認

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東郷遺跡(とうごういせき)<第76次調査>
東本町(ひがしほんまち)三丁目






東郷遺跡中南部の東本町三丁目地内で、発掘調査を行いました。
 調査では、平安時代後期〜近世(12C〜18C)の長期間にわたる居住域に関連した遺構・遺物が見つかりました。
 なかでも、平安時代後期(11C後半〜末)の居住域の発見は、調査地南端が難波と大和を結ぶ主要街道であった立石嶺道(越え)に面していることから、街道に沿って成立した中世集落であったものと推定されます。





2区全景(北から)



2区 羽釜を井戸枠に使用した井戸(平安時代後期:12C後半)



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