八尾市立埋蔵文化財調査センター
発掘情報
平成24(2012)年度


八尾城推定地内で中世の村跡を発見!

平安時代後期から室町時代後期の居住域を確認

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東郷遺跡(とうごういせき)<第75次調査>
本町(ほんまち)七丁目






東郷遺跡西部の本町七丁目地内で、発掘調査を行いました。
 その結果、平安時代後期〜室町時代後期(12〜16C)の長期間におよぶ居住域に関連した遺構・遺物が数多く見つかりました。
 調査地一帯は、室町時代初頭の延元元年(1336)に修築され、戦国時代の天正十一年(1583)に廃城となった八尾城の推定位置に当たります。したがって、八尾城構築以前や八尾城存続時期の様相を考えるうえで重要な地点の調査といえます。





1区西全景(北から)




1区東全景(北から)



1区 曲物+羽釜井戸(鎌倉時代前期:13C前半)




1区 曲物+陶器井戸(鎌倉時代後期:13C後半)



2区南全景(東から)




2区北全景(東から)



1区 曲物井戸(鎌倉時代前期:13C前半)




2区 曲物+羽釜井戸(13C後半)


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