八尾市立埋蔵文化財調査センター
発掘情報
平成24(2012)年度
渋川廃寺で奈良時代前期の
法隆寺式軒丸瓦を新たに発見!
奈良時代前期の瓦を含む包含層を確認
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渋川廃寺(しぶかわはいじ)<2012-464の調査>
渋川町(しぶかわちょう)五丁目
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渋川廃寺推定地北西部の渋川町五丁目地内で、発掘調査を行いました。
その結果、平安時代前期の遺構や遺物包含層が見つかりました。遺物包含層から、蓮華文軒丸瓦や凸面に綾杉文叩きを持つ平瓦が9〜10世紀の灰釉陶器とともに出土しました。これまでの調査で、渋川廃寺は飛鳥時代前期(7C前)に建立され、平安時代に廃絶したことが推定され、今回の調査でもそれを裏付ける結果となりました。また新たに発見された軒丸瓦(8C前)は、法隆寺西院伽藍創建時に使用された瓦と同じであることがわかりました。
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平安時代前期の土坑や奈良時代前期の瓦が出土した調査地
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