弥生時代中期の拠点集落の実体は！

弥生時代中期の拠点集落の一部を確認

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恩智遺跡（おんぢいせき）＜第２９次調査＞
恩智中町（おんぢなかまち)三丁目

恩智遺跡中西部の恩智中町三丁目地内で、発掘調査を行いました。 恩智遺跡は、古くから縄文時代以降の遺跡として認識されていた遺跡で、特に弥生時代には集落規模が拡大し、地域の中心的な役割を果たした大規模な集落であったことが推定されています。 　今回の調査では、弥生時代中期後半(１Ｃ前半)を中心とした遺構・遺物が多数発見されました。 　調査地点一帯では、これまでの調査でも居住地に関連した遺構や大量の土器・石器類が発見されており、この地一帯が弥生時代中期後半(１Ｃ前半)の恩智遺跡の居住域の中心地であったことが推定されます。

調査のようす




弥生時代中期後半(１Ｃ前)の土器が見つかった土坑