八尾市立埋蔵文化財調査センター
発掘情報
平成22(2010)年度


弥生文化の大輪開く!

亀井遺跡の拠点集落の実体は!

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亀井遺跡(かめいいせき)<第15次調査>
南亀井(みなみかめい)二丁目




  亀井遺跡は、弥生時代の全時期を通じて中河内地域の拠点となる大規模な集落であったことが近畿自動車道の調査等で明らかにされています。弥生時代前期後半に成立し、中期後半にかけて集落域を拡大し、後期に集落規模を縮小するまで連綿と集落が営まれています。
このように、長期にわたる安定した集落推移を示すように集落の中心部分では約1mにおよぶ遺物包含層の形成が認められ、出土した土器類も膨大な量におよびます。

今回の調査地点は、亀井遺跡のほぼ中央部にあり、亀井遺跡の居住域内部を知る上で重要な地点と考えられます。







調査地前景(南西から)



弥生時代前期〜中期のムラのあと(南から)




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