八尾市立埋蔵文化財調査センター
発掘情報
平成22(2010)年度
中世の村跡を発見!
平安時代末期から鎌倉時代の居住域を確認
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美園遺跡(みそのいせき)<第8次調査>
美園(みその)四丁目
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美園遺跡西部の美園四丁目で発掘調査を行いました。
調査の結果、平安時代後期〜鎌倉時代前期(12〜13C)の居住域を構成した井戸・土坑・溝などが見つかりました。井戸は1基が見つかりました。
当時容器として使用された曲物の底部を抜き、井戸枠にしたもので14段を重ねていました。井戸や土坑から食事に使用された瓦器椀・土師器皿・土師器土釜などの日常雑器が数多く見つかりました。
第7次調査や近畿自動車道に関連した調査を含めて大規模な中世集落であったことが推定されます。
北区全景
南区全景
南区 曲物井戸検出状況
南区 曲物井戸断ち割り状況
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