八尾市立埋蔵文化財調査センター
発掘情報
平成21(2009)年度


中世の村跡を発見!

平安時代末期から鎌倉時代の居住域を確認

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
美園遺跡(みそのいせき)<第7次調査>
(美園町(みそのちょう))




美園遺跡は八尾市の北西部に所在します。

今回の調査では、平安時代末〜鎌倉時代(12世紀末頃)の居住域を構成した建物跡・井戸・土坑・溝などが見つかりました。

井戸の中からは、当時の食事に使用された瓦器椀・土師器皿・土師器土釜などの日常雑器が数多く発見されました。


美園遺跡では、近畿自動車道に関連した調査で、同時期の集落が見つかっており、今回の調査地を含む大規模な集落であったことが推定されます。







平安時代末から鎌倉時代の井戸や土坑が発見されたようす




平成21(2009)年度発掘情報の目次へ戻る

トップページへ戻る