設備紹介
当院で使用している主な機器の紹介です。
CR エックス線設備
CRと呼ばれる装置でレントゲン画像の処理を行っています。
従来のレントゲンのようにフィルム現像されたものではなくモニター上にレントゲン画像の表示を行う事が出来ます。
これによって従来確認しずらかった細部のレントゲン画像も数倍に拡大して表示する事が可能なほか、画像の明るさや濃淡を調整することなどによりより正確な診断が可能になります。
全自動血球計算機 生化学検査機
血液等の検査を行う機器です。
全自動血球計算機はその名の通り、赤血球や白血球、血小板などの数を自動的に計算してくれます。
生化学検査機はドライケムと言う機械を使用しています。
ドライケムではGPTやGOT、血糖値など約20項目の血液データの測定の他にナトリウム、カリウム、クロールなどの電解質の測定も可能となっています。
ガス麻酔器
吸入麻酔薬を酸素と混合し患者さんに麻酔をかける為の機械です。
麻酔中は上部のモニターに心拍、酸素濃度や排出されている二酸化炭素濃度、血圧や体温などがモニターされます。また人工呼吸器によって麻酔中の患者さんの呼吸調節を行うことができ1回の呼吸時間、呼吸量や1分間の呼吸回数等を調節することが出来ます。
ガス滅菌機
手術器具等を滅菌する為の機器です。
手術器具の他、術着やドレープ(手術部位にかける布)などを滅菌することによって安全な手術を行う助けとなります。
超音波画像診断装置
超音波の反射を利用し体内の組織の断面を確認できる装置です。
臓器などの動きをリアルタイムでモニターに表示することが出来るため心臓等の動きを確認することが可能です。
その他、腹腔内臓器の病変の確認や妊娠診断にも非常に有効な装置です。
マイクロエンジン 超音波スケーラー
マイクロエンジンは高速回転する電動ドリルのようなものです。
歯の表面などを研磨する事が可能な他、先端のバーを変える事により亀などの伸びすぎた嘴を削る事が出来ます。
また歯石の除去には超音波スケーラーを用います。
犬や猫は人間に比べて歯石が付き易く、それによって口腔内やその周辺部に炎症感染が引き起こされる事がありますので歯石は定期的にチェックしていきましょう。
トノペン眼圧計
眼の圧力を測定する際に使用します。
緑内障等の診断に威力を発揮します。数値もデジタル表示され、機器が動物に接触する時間もほんの一瞬で済むため、眼の診察を嫌がる患者さんでも測定しやすいのが特徴です。
心電図
心臓の活動によって発生する電気信号を記録する機器です。
内蔵のソフトによって自動解析されますがあくまで参考程度であり実際には獣医師が心電図の判読を行います。
顕微鏡 診察室モニター
便検査、尿検査、細胞診など様々な検査で活躍します。
当院では診察室にそれぞれモニターを設置しており顕微鏡の画像をそのまま診察室のモニターに表示することが可能です。