ケサランパサラン |
見つけると幸せになると言われている不思議な生き物ケサランパサラン。
実際は生き物かどうかも定かではありません。その正体は謎のままです。
謎の生物<ケサランパサラン>を発見!?
民間伝承上の謎の生物ケセランパサランの正体はガガイモの種だとする説がある。
そのガガイモを、2010年9月10日、大分河畔がすぐ先の小公園の隅に発見
したのです。蔓には花が咲き、種子もついていました。種子の一つを机の上に置
いていたところ、その種子が弾けて綿毛が飛び出してきました。
ガガイモの綿毛 2011/1/19
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋
ケサラパサラン、ケ・サラパサランは、江戸時代以降の民間伝承上の謎の生物と
される物体である。外観はタンポポの綿毛や兎の尻尾のようなフワフワした白い毛
玉とされる。西洋ではゴッサマーgossamerやエンゼル・ヘアangel hairと呼ば
れているものと同類のものと考えられている。
白い毛玉のような物体で、空中をフラフラと飛んでいると言われる。一つ一つが
小さな妖力を持つ妖怪とも言われるが、植物か動物かは判然とせず、未確認動物
として扱われる事もある。
名前の由来については、スペイン語の「Que Sera,Sera(ケ・セラ・セラ)」が
語源だという説、「袈裟羅・婆裟羅」(けせら・ばさら)という梵語が語源だとい
う説、羽毛のようにパサパサしているからという説、「何がなんだかさっぱりわか
らん」を意味する東北地方の言葉との説、などがある。
穴の開いた桐の箱の中でおしろいを与えることで飼育でき、増殖したり、持ち主
に幸せを呼んだりすると言われている。だが穴がないと窒息して死んでしまう。
おしろいは香料や着色料の含まれていないものが望ましい。1年に2回以上見ると
その効果は消えてしまうなどと言われることもある。ケサランパサランを持ってい
るということはあまり人に知らせないほうがいいと言われているため、代々密かに
ケサランパサランを伝えている家もあるという伝説もある。
ケサランパサランは1970年代後半に広く知られるようになったが、この時
ケサランパサランとされたもの多くは、花の冠毛からできたものであった。
正体は明らかでなく、以下のように″動物の毛玉″″植物の花の冠毛″などいくつ
かの説がある。またはこれらのすべてを総称してケサランパサランとして認識さ
れている可能性もある。
動物性/山形県鶴岡市の加茂水族館ではケサラバサランと思われる物体を展示し
ており、ここでは「ワシなどの猛禽類がウサギなどの小動物を食べた際に排泄さ
れる毛玉(ペリット)である」と説明されている。また、東北などの寒冷な地域
において、小動物が捕食された際に食べ残された毛皮の皮膚の部分が縮まり、毛
を外側にして丸まったものとも言われている。
植物性/アザミやオキナグサ、ブタナなどといった植物の花の冠毛が寄り集まっ
て固まったものであるとされる。
ガガイモの種の綿毛とも言われる。綿状のカビだとという説もあり、白粉を与え
ると増えるというのはこのためだとも言われる。また、ビワの木でよく目撃され
ることから「ビワの木の聖」とも呼ばれている。
鉱物性など/オーケン石や雪虫、アオバハゴロモの幼虫などが、その正体だとさ
れることもある。
ガガイモ Metaplexis japonica
ガガイモ科ガガイモ属の多年生つる草。開花期7~8月。
日本(九州以北)のほか東アジア一帯に分布。
ガガイモの花には大きな花と小さな花があり、大きな花は両性花、小さな花は雄花
である。
2020/9/10