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  科 学 部 大分上野丘高 全 国 一

  
   大分合同新聞(夕刊) 2014/1/11

記事要約
全国の中高生が科学研究の成果を競う日本学生化学賞で、大分上野丘高校の
科学部が高校生の部で最高となる総理大臣賞を受賞した。
科学賞の中央審査会は2013年12月22、23日の両日に東京であり、高校生の
部には地方審査などで選ばれた15校が参加した。

受賞したのは「イオン泳動の研究〜限界泳動距離の出現について」。研究で
は、金属イオンを含ませたろ紙に電気を流し、電気の力によって金属イオン
が泳動する様子を観察。泳動距 離に限界点があることやそのメカニズム、
金属の種類によって限界点が違うことを突き止めた。

高橋顧問は「この研究を利用すれば、電気を流すだけで、液体にどんな金属
イオンが含まれているかを、手軽に調べことができるようになる可能性があ
る」とする。

   

 コメント
大分合同新聞が報じた上野丘高科学部の快挙、門外漢の私ではあるが、この
研究の利用価値は大変大きいものがあるのではないかと感じた。ところが、
このビッグニュースは他の報道機関が取り上げた様子が見当たらなかったこ
とにがっかりした。スポーツで何かの競技が全国優勝すると、やれ県民栄誉
賞だと取りざたされることに比べ、その温度差が大きすぎるように思う。

多くの学生たちが好奇心をもち、勉学に勤しんでいることを私は知っている。
物理、化学、医学、芸術などあらゆる分野で日本人の若者が世界で活躍する
時代が間もなく到来すると私は信じている。大人は、こうした若者を力強く
バックアップすることこそ肝要であると改めて感じた。大人もその熱意を大
いに示そうではないか。さすれば、今回の上野丘高科学部に県民栄誉賞を与
えその快挙を称えたいものである。

   

   世界≪化学五輪 ≫ へ

  大分合同新聞(夕刊)2014年(平成26年)2月10日

    

世界の高校生の化学オリンピックとされる「国際学生科学技術フェア
(ISEF)に日本代表として大分上野が丘高校科学部が出場することに
なった。

ISEFは2014年5月にアメリカで開かれ、世界70ヵ国・地域から1500
人以上が参加する。ノーベル賞受賞者を含む研究者ら1200人が審査委員
をつとめ、 研究の創造性や科学的思考を見る。
         (大分合同新聞の紙面から)


随 想 Essay