ハイマートにおいてオーストラリアの皆様を歓迎するディナーパーティーが開かれました。
オーストラリアの皆様は、東京からバスでパーティー開始直前の18:00頃お着きになり、休む暇もありませんでしたが、いたってお元気。山賀事務局長による「皆さん大いに語って楽しみましよう。」という乾杯のお言葉どおり、終始和やかな雰囲気で執り行われた。日豪協会側からは数人の人を除いて英語でオーストラリアの方々に自己紹介と歓迎の気持ちをお伝えしました。オーストラリアの方々からは、それぞれに印象に残るお言葉をいただきました。ミューディーさんの93歳というご高齢にも係わらず、腹の底から響く朗々としたお声。ヘンダーソンさんの「私達はまず東京に着いたが、私達の旅は直江津から始まる」というお言葉。ロッドさんの「私達はファミリーである」というお言葉。等々いずれも心に深く刻まれるものでした。途中ミューディーさんが、直江津捕虜収容所で1942年〜1945年の間に作られた19編の詩のうち"MAY INNAOETSU":直江津の五月(ハ木弘編訳)の朗読がなされました。英語はミューディーさんご自身が、訳詞は横関さんが読まれました。ミューディーさんはもう字を読まれる視力がなく、ご自分の脳裏に刻み込まれた一節一節を朗々と披露して下さいましたが、それは正に私達の心を揺さぶるものでした。 突然、近藤さん達のテーブルから「皆さーん」のお声がかかりました。それぞれの会の将来を背負つて立つ口ッドさんと近藤さんは、私達の今後の活動を熱く語り合っていたのでした。もっと若い人を取り込んでいける活動を…、例えばお互いにホームスティをしあうなど。ジェニーさんからは、「目的は何なのかを明確にしなければ」と問題提起!困難を伴うかもしれませんが,お互い関係を深めあえる今後の活動に,私達の心は夢で沸き立つのでした。 |