オーストラリア訪問記 1996 | |
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カウラの印象より | 北山 洋子 |
カウラの街が深く印象に残りました。
その大自然と暖かい市民の方々、平和の鐘と桜並木、日本庭園と日本人墓地。 戦後半世紀経った今でも、捕虜収容所跡地はそのままの大地を見せてくれました。 あの過ちを忘れず、二度と繰り返さないように思い起こし、語り継ぎ、次の世代に渡すようにと、その大地から吹いてくる風は訴えているようでした。 あの大地には感動しました。 墓石に刻まれた年令は、私の息子たちに近い17〜18歳のものもあり、胸が痛みます。 もっともっと多くの人が、カウラに行けばいいのに...と思います。 あの小さな街は、もしかしたら、地球上で最も平和を唱えている街なのかもしれないから。 |