ミッシェル・フーバーさんと

伊藤 正一 

 
ミッシェル・フーバーさん。事前の情報では「日本食に挑戦したい」とあったのですが、奈良で経験済みで口に合わなかったようです。これまでのホストとしての経験から、夕食はスパゲッティ、朝食はパン・牛乳・ジュースなどで無難に済ませました。 

平和記念公園を見学中に奈良からの添乗の桝谷さんに、彼女は妊撮3か月目に出血があり、時折神経質になることかあると知らされました。2日目、水族館を見学中に動揺があり、本国の肉親や主治医との連絡のため本人、団長、添乗員と共に国際公衆電話に走りました。その前に電話の借用は、水族館でもどこでも可能と説明したのですが、それは頑なに拒否したようです。 
  

水族館にて

電話をしたあとは落着きを取り戻し、帰宅の車中「帰っで休みたいか。それとも、もしよけれぼ1、2か所案内したいが?」と伺うと、「見て回りたい」というので、金谷山と高田公園を案内して帰りました。 

こちらでは無事だったとはいえ、彼女が無事出産できるかどうか今も気がかりです。