鹿島槍ヶ岳東尾根

鹿島槍ヶ岳東尾根

鹿島槍ヶ岳東尾根

1999年3月22日
大谷原→P1(11:30)
P1(6:00)→第一岩峰(10:00)→第二岩峰(10:30)→鹿島槍北峰(11:30=11:45)→鹿島槍ガ岳(12:30=13:00)→冷池山荘(15:00)
冷池山荘→赤岩尾根分岐(7:00)→大谷原(13:30)
当初谷川一の倉沢の滝沢リッジを登攀に行く予定であったが、気温が高く雪崩が発生する危険性と天候が不順になる可能性があったので中止とし、今回の東尾根に行く事とする。そんなもんであったので初日から天候は曇っており今にも雪が降り出しそうな天候である。しかしせっかく来たので途中で引き返す事もあることは予想されたが鹿島東尾根に取り付き初日の目的地であるP1まで向かう。ここまでの間は先行パーティーがいたのでラッセルはする事はなく危険な箇所もないので簡単に到着する。この日の夕方、ガスは取れ鹿島槍ヶ岳の山頂と右側に見える荒沢奥壁を見る事が出来た。

 

鹿島槍ヶ岳東尾根
P1より荒沢奥壁を望む
こんなこともあったので翌日は晴れる事を予想し、出発の準備をして睡眠につく。
翌日も朝から山頂を見る事が出来る状況であったので山頂を目指して出発をする。
この日は昼前後から荒れ翌日は最悪の天候になる事は予想されたのでこの日のうちに下山する事を目指し出発をする。
P1からはやせ尾根であるので雪崩の危険性と雪庇の踏み抜きを気にしながら歩く事になる。
P2から第一岩峰までは雪が安定していたので雪崩の危険性は極めて低く、雪庇の踏み抜きを注意して進んでいく。
第一岩峰までは自分が先頭になって歩いてきたが、ここだけ本田さんにゆずり先に登ってもらう。
ここはびっしり雪が積もっていたので雪壁登りとなる。
2ピッチ目で先頭となり最初の核心をクリアする。ここは雪が非常に安定していたので簡単にクリアできたが、状態によっては最悪な場合もあることが予想される箇所である。
鹿島槍ヶ岳東尾根

 

鹿島槍ヶ岳東尾根
その後再び歩き30分くらい歩いた所が東尾根の核心部でもある第二岩峰である。ここは自分がそのままリードをしていきクリアする。
ここの核心部は3手くらいが問題でありチムニー上の多少かぶり気味の所を登る事となる。
ここはピンもしっかりきいているので安心して登る事が出来た。

 

核心部をクリアして30分くらい歩いたら東尾根の終了点でもある鹿島槍ヶ岳の北峰の山頂である。
山頂に着いた頃にはガスに巻かれて何がなんだか分からない状態であった。
少し休憩をした後、一路鹿島槍ヶ岳のピークとなる南峰の山頂を目指すがガスに巻かれている事と、少し前から降ってきた雪でかなり苦戦を強いられる事となった。
ラッセルがひどかったがここから冷池山荘まではすべてラッセルとルートハンティングをしながら歩く事となった。
山頂まではガスと風が強くなりまたラッセルもかなりの量であった。
何とか山頂に到着し休憩をした後、急いで冷池山荘まで歩いていく。
夏道も所々出ていたのでそこを外さないようにして歩いていく。
やっとの思いで冷池山荘まで到着したが、時間がかなり経っており今日中に下りる事が難しくこの日の行動はあきらめる。翌日は昨日同様ガスと風がひどい状況であったが日程と食料の関係で下りる事を決意する。
何パーティーか一緒にいたので行動を共にするがこの日も先頭を切って歩き始める。
赤岩尾根までの分岐は横風がひどく大変であったが、分岐を見つけると雪の状態を確認する。
前日から降り積もった雪が60センチくらいとなり状態は最悪の状況となっているので昨日以上に慎重に下りる事とする。約500m位はザイル無しで下降したがそれ以降は、コンテで下降するが心配であったので大きい木にビレイを取りながら下降する。
ザイルを操作しているときに時々表層雪崩が発生し心配となり一層気を引き締め下降する。懸垂を3回位行った後、大きい木にビレーを取った後トラバース気味に下降しなければならなかったが先頭を切って下降しはじめる。
そんな時上部から「サー」という音が聞こえ表層雪崩が自分を襲う。
その瞬間発生すると察知していたのですかさず懸垂用ザイルを放さないようにザイルを握り締めた。
その時横に60m位吹き飛ばされる事になる。又元に戻り懸垂を始めるが初めて雪崩に遭遇して怖さを思い知らされた。
その懸垂を終了後安全地帯にたどり着き一安心をした。

その後赤岩尾根を着実に稜線沿いにルートを取り下山する。
赤布は要所要所にあるので迷う心配はなかった。

 

鹿島槍ヶ岳東尾根

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