1997/5/3日(曇り).4日(雨後曇り)
日程 津田沼(21:00)→大谷田(22:00)→(122号→125号→17号→140号)→花園→更埴(3:00)(18号→19号→県道)→五竜トオミスキー場(4:00=8:00)→遠見尾根取付き(8:30=9:00)→(休憩4回)→五竜遠見取付き(15:30)→五竜トオミスキー場(16:00=18:00)→(県道→19号→18号)→更埴→高崎→(354号→17号)→熊谷→三郷(1:00)→津田沼→家
メンバー(L)飯塚 田中
感想 当初の予定では五竜岳と八峰キレットを超えて鹿島槍ヶ岳まで行き下山するルートを考えていた。当初いろいろな問題はあったが入山することができた。我々二人は意志の統一をしていき今回の目標スタート地点であるもる五竜トオミスキー場まで夜中車を走らせ向かった。到着した後本日の行動に備えて仮眠を取ることとした。時間が過ぎ我々の勝負の時間がやっきた。私にとっての前半戦の大勝負です。ここに焦点を合わせて調整をしてきたので非常に楽しみな山行です。またパートナーも体力の持ち主であったので天候が悪くならない限りはクリアできると思ってやってきました。五竜トオミスキー場のゴンドラとリフトを乗り継いでいき遠見尾根の取付きまでやってきました。ここで足元の調整をした後にスタートをしました。ケルンまで登った後多少下りそこからの上りが連続、最初の休憩点の小遠見山に到着。その後休憩した後出発、しばらく歩いていくと前には目標とする五竜岳とその間の銃走路そして八峰キレット、鹿島槍ヶ岳がよく見えました。しかし天候が曇っておりすぐに隠れてしまいました。その後アップダウンを繰り返していきながら大遠見やままで到着。ここでも五竜岳は顔を出してくれたのでそれを惜しむがら休憩、写真を撮ったりしました。
五竜岳

 

五竜岳
また頂上に向かって出発しました。登っていけば登っていくほど天候が悪くなり時には五竜山荘までもが見えなくなるありさま。しばらく歩いていって迷う個所がありました。左に行けば小屋方面、右に登っていけば白岳の右肩のほうに出るような感じのルートでした。私はこの時左のルートをとりました。ガスが一時的に晴れて視界が見渡せたときに間違えたことに気づきました。このルートは白岳の下をもろにトラバースしながら頂上方面に登っていくルートです。つまり右ルートは冬期直登ルートだったのです。これは完全にミスです。すでに半分もきていたのでその場所から白岳の左側を目指して直登をしました。(何パーティーかも歩いた形跡があり)この選択がまさに的中。何と小屋の真ん前に出てきました。これは不幸中の幸いでありました。この日は、時間も時間でしたのでこの小屋でテントを張ることとしました。
次の日、朝起きてみたら非常に風が強く雨が横殴りに降っていたのです。ほかのテントは飛ばされてしまい撤収して小屋にこもるパーティーが続出していました。この雨は夜中から降っていたのです。天気予報だと午後から晴れるというのがありましたので様子を見ることとしました。8時ごろになって風と雨が昇降状態になってきたので行動を起こすことにしました。しかしテントをたたみ用意するとまた雨が強くなってきました。それでも日程的に余裕のなかった我々にとってここで行かなければ絶対的にクリアできないであろうと思いました。9時に行動開始しました。非常に風が強くなってきた。雪もクラストしてきたので途中でアイゼンをはきまた行動開始していきました。これに加えガスの中に入ってしまいました。頂上に着いてのは一時間で着いたのですが雨や風は強くなっており、またガスは酷くかかっていた。一応八峰キレットに向かって出発しましたが、ルートも怪しくなってきまた雨や風は非常に強くなってきた。また非常にガスが濃くなっていた。これ以上進んでは危険だと私は感じたのでここで一時停滞し少しでも状態がよくなることを望みましたが一向によくならなかったので、あきらめて撤退することにしました。途中下るときはさっきよりも風が強くなり一時は我々が飛ばされてしまうほどの風が吹きました。
五竜岳



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