1997/11/2 雪時々曇り 3 晴れ
日程 家(20:00)→加須→前橋→小出→駒ノ湯温泉(3:00=8:00)→小倉山(13:00)→テン場(14:00=7:15)→駒ヶ岳小屋(12:30:1300)→越後駒ヶ岳(13:30=14:00)→テン場→(14:45=15:00)→小倉山(15:15)→駒ノ湯(16:45=18:00)→小出→月夜野→前橋→栗橋→家
感想
今まで上越国境の山で登った山は谷川岳のみ。上越国境から山形県境付近は百名山がたくさんあるようにすばらしい山がある。 今回はその中でも越後駒ケ岳を選んだ。飯豊連邦に行った帰りに偉大な姿に魅せられた。この山に登る前の週に、火打山 (妙高山は敗退)に登ってきた。この地区は今回のぼる地区同様に非常に豪雪地帯であったのですが、雪はほとんど無かった。 そのようこともあったので今回もほとんど雪が無いと思われたので、越後駒ケ岳と平が岳に登るつもりでこの地区にやってきた。 しかし前回とは違い登山口に近づくに連れて、雪が多くなってきた。そして福島県側への通行はできない状態となっており、 この時点で平が岳や会津駒ケ岳へのトライはあきらめざるを得なかった。新潟県内に入って降り始めた雪は、 駒の湯温泉に着いても降りやむどころか強くなってきた。朝起きてもこの雪は止まず考えたがせっかくきたので登ることとした。 先行パーティーが行ってから自分も支度して入山開始。途中で先行パーティーを抜かした後はトレースが無くルートこうさくを しながら登って行く。2個所3重尾根になっている個所があり間違えやすい)段々登っていくうちに雪も深くなり膝までのラッセルを しながら登っていく。登っていくうちに胸上までのラッセルとなり段々登るスピードが遅くなる。 (この付近は2重尾根の谷間を歩いていて吹きだまりの場所となっていた。場所として結構雪崩れやすい場所である) この場所で後続のパーティーに追いつかれてしまった。後続のパーティーとともにラッセルをしながら一路小倉山の分岐点を目指す。 (この場所の雪は膝上程度であった。)稜線沿いを歩いていくが途中危険個所も数箇所あり。 小倉山付近まできた時に回りはホワイトアウト状態。稜線上に出たので稜線上をねらって進路を変更。 (小倉山で枝折峠から来た登山道と合流。ルートは大きく右に旋回)徐々に降った雪も強まりまたホワイト常置で あったので速度もかなりダウン。時間もかなり経っていたので本日の行動はここまでとした。 (小倉山から先は稜線上をねらって歩けば問題なし。間違える個所はない。)本日の予定は駒ケ岳小屋まで行く予定であったので テントは持ってきてなかったのでツエルトでのビバーク。この晩は風も強く、雪は激しく降っていたので非常に悲惨な物がありました。 ほとんど寝ることはできなかった。
越後駒ヶ岳

 

越後駒ヶ岳
次の日天気は前日とは違い快晴で絶好のアタック日和。頂上や平が岳がよくみえている。 この日に下山を目指して出発。前日降った雪と今までに降った雪で昨日同様にラッセル。 雪もかなり深くなっているのでそれほど前には進まない。それでも最後の急騰になってからは視界が いっそうよくなったので気合もいっそう入る。(この個所は稜線沿いに歩いていく。 駒の湯温泉側はかなり切れているので注意が必要。多分夏道は鎖場であると考えられる。また左側は斜度がさほどないが、 下のほうは急になっているのでスキーで滑る時には雪崩に注意が必要。すでに切れている個所があった。)こうして歩いていくうちに駒の小屋に到着。ここで昼食と休憩。休憩を澄ましてから最後の登りに力を注ぐ。 20分くらい歩いたら頂上に到着。やっと着いたという感じであった。それだけに巻機山、八海山、平が岳、 会津駒ケ岳などが非常にきれいに見えた。(小屋から頂上までは左側の稜線を登っていく。頂上の雪は標識が埋まるほど。)
越後駒ヶ岳

 

越後駒ヶ岳
時間が無いのでこれで下山しました。途中テン場で荷物を回収してから駒の湯温泉に下山しました。 帰りがけにバックに越後駒が大きく見え非常に大きな満足感を得ました。
越後駒ヶ岳



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