モルゲダール日記14
テレ板無頼!
モルゲ日記1において、私のテレマークスキー・コレクションを紹介しておりましたが、あまりにも数が増えてしまいましたので、私のテレマーク遍歴を兼ねて、これまでどのような板に乗ってきたのかを回顧してみることにしました。
それにしてもテレマークって普通の人は手を出してはいけないスキーですね。
1 フィッシャー E99マウンテンクラウン
データ: ディメンジョン(65−55−60)、190cm、ダブルキャンバー、ステップソール、キャップ構造
1999年の3月頃に梅田の○井スポーツにて初めて買ったテレマーク板。既に関西のゲレンデシーズンは終了しており、初めて使用したのは11月の残暑の残る比叡山オールシーズンスキー場での事でした。一見して分かるようにクロカンスキーにエッジを付けた程度の細長い板で、ビンディングはロッテフェラーの412ハイテック・ケーブルを付けていたとはいえ、靴はこれもクロカン・ライクな革靴(クリスピのマウンテン)で、最初はまともに滑れませんでした。
現在は軽量化と歩行性強化のためブラックダイヤモンドのXCD(3ピン)を付けています。メチャメチャ繊細にターンしてやらないと滑れませんが、関西の歩き主体の山では絶大な機動力を発揮します。シールを付けると歩いては登れない斜面でもぐいぐい登れました。また、ゲレンデにおける広報効果は抜群で、一見して分かる細いシルエットのこの板で爆走していると、リフトの横に座った人からよく「それって楽しいですか?」と、うらやましそうな(想像)顔で声をかけられます。
2 カルフ 10thマウンテンツアー
データ: ディメンジョン(84−68−74)、187cm、シングルキャンバー、オムニトラックソール、サンドイッチ構造
雪の上でもマウンテンクラウンでは、まともにターン出来なかったため、2000年1月に同じく梅田の○井スポーツで購入した2本目の板。当時としては幅広で、サイドカーブもあまりないセミファット板であるといえます。この板にして初めてまともにターンできるようになりましたが、カルフ特有のオムニトラックソールとソフトウッドコアのサンドイッチ構造はゲレンデ向きでは無く、バックカントリーで使用すべきでしょう。木曽御嶽山、富士山、乗鞍岳、伊吹山、氷ノ山と数々の山を制覇しましたが、スキーの表面は既にボロボロで、引退の時期は近いようです。カーボン・エッジの強度は絶大で、石に乗り上げても傷は最小限で抑えられ、滑走面はまだまだ問題ないのですが・・・・。
最初は当時流行っていたブラックダイアモンドのチリ(現在はロッテフェラーのみ)を付けていましたが、革靴&雪山専用ということで、ロッテフェラーの412ハイテック・ケーブルに交換しました。ヒールにはクライミングサポート付きのテレベートを装着。
3 パーサーライン TZR(アルペン用)
データ: 細部不明、185cm、サンドイッチ構造、クラシカルなアルペン板
夏にアストロ(人工芝)ゲレンデで滑るために、某スキー店のゴミ捨て場から拾ってきた板(店員には断ってですよ^^;)です。ブラックダイアモンドのXCDを付けて2000年4月のシーズン終了間際の琵琶湖バレーで初めて使用しました。この時3ピンの歩き易さと、ノーステップの引っかかりのないスムーズな滑走に感激したことを今でも覚えています。初心者はステップソール(うろこ)がついてない方が上達が早いかもしれませんね。
ビンディングはプラスノーでのアグレッシブな滑りに耐えうるようXCDから412ハイテックケーブル、さら20mmプレート付のチリに交換しました。激しい使用に滑走面がカサカサになり、エッジも丸まってしまいました。特に優れている板と言う訳でもないのでそろそろ引退させるか、レンタルスキーとして残すか・・・迷うところです。
4 モロト ファントム
データ: ディメンジョン(86−62−70)、190cm?、シングルキャンバー、キャップ構造
2000年10月頃に八尾テレ研の顧問的存在のそのださんから譲って頂いた板です。ウロコなしのテレマークスキーは滑りすぎて、最初はちょっと怖かったです(^^;フレックスは柔らかめで革靴にはぴったりだったんですが、すぐに後述のセントイライアスをゲレンデ用として購入したので、2002年頃に八尾テレ13號のワンコに譲り現在は手元にありません。エボリューション・テレマークとか書いてあって、モロトはなかなかデザインとかネーミングがいいなーと思った板でもあります。ビンディングはチリが付いてました。
5 ブラックダイアモンド セントイライアス(ワックスレス)
データ: ディメンジョン(80−60−70)、191cm、ステップソール、キャップ構造
ゲレンデ用の板としてキャップ構造の細めの板を探していたところ、2000年11月頃にお馴染みの○井スポーツにブラックダイアモンドのセントイライアス(ワックスレスモデル)が置いてあったので、またまた衝動買いしてしまった板です。当時はやっぱり山で滑るのが第1優先でしたので、ゲレンデ用とは言えウロコ付が欲しかったのです。琵琶湖バレーで滑っている時に、天気が良ければ気軽に小女郎池〜ホッケ山方向のBCスキーに行くことができました。
フレックスは柔らかめですのでクイックな操作は難しいですが、ロングカービングターンは得意で、少々のアイスバーンであればキッチリとエッジが食い込みます。トップの反りが大きいので、慣れれば深雪でもなんとか行けます。ビンディングは私が最も愛用するブラックダイアモンドのビッドブル2で、大口径スプリングとモノケーブルは、革靴でも反応がいい気がします。
6 K2 パワーマンバ
データ: ディメンジョン(84−64−74)、180cm、ツインチップ&キャップ構造、モーグル用
テレマークを初めて3シーズン目、そろそろ攻撃的な滑りも出来るのでは?なんて勘違いしてしまった私は、テレ・モーグルに挑戦するため、遂にプラブーツ(スカルパT2)に手を出してしまいました。そして手に入れたのが当時モーグラーに人気のあったパワーマンバでした。
2001年12月頃、シーズンイン前に松屋町のスキー屋さんで1年遅れのモデルを格安で入手し、クイックな反応が期待できるピッドブル2を自分で穴を開けて取り付けたのですが、とても板が堅く手を血だらけにしながら半泣き状態でネジを押し込んだ記憶が残っています。2度とこの板のビンディングは替えたくありません。
結局コブは制覇できませんでしたが、初めての本格的なノーステップ&ツインチップ構造の板で後ろ滑りの練習が出来るようになり、板の中心に乗るという感覚を感じとることが出来ました。パウダーでは全く滑れませんがゲレンデ用の板として活躍中!いつかはコブも滑れるようになりたい。。。(今にして思えばもう少し扱いやすいマンバの175cmあたりにしておけば良かったでしょう。この板が壊れれば型落ちのマンバを探そうと思っています)
7 ダイナスター MAX
データ: 細部不明、どちらかというとレース向きの重たい板
3シーズン目にして初めて使用したプラブーツ。最初の印象は「アブね〜!」でした。踵はあがらないし、後ろ足(山足)のインエッジが引っかかると反動でもろに転倒!で、プラにしたら転倒しなくなるってのは幻想だ〜と嘆いたものでした。これは私がそれまで持っていた板が革用のソフトで細長い板であったことも一因だったのかもしれません。モロトのファントムで苦労して滑っている私に、ソノダさんが貸してくれた板がこれでした。2001年12月頃の事で、長さは180cm弱くらいだったと思いますが、重量の割には取り回しは楽でした。ビンディングは30mmのプレートにチリと攻撃的な印象の板でした。
この板でシャルマン火打スキー場の重パウダーを滑って、新雪においてはトップが広い板の快適性を強く感じた訳ですが、筋力がない私ににはもう少し軽い方が良いな〜と思った板でもあります。この経験から、後にID-oneのツインチップ板を購入したため、シーズンの終わりにはソノダさんに返しましたので、現在は手元にありません。
8 ID−one フリーライド
データ: ディメンジョン(102−67−95)、175cm、サンドイッチ構造
ソルトレイク・オリンピックで金メダルを獲得した日本製スキーがあります。それがID−oneです。日本ではモーグルの上村愛子が愛用する板として有名ですが、このモデルはフリーライドという名のとおり、何でも出来る板として製造されました。あらゆる雪質で8割以上の性能を発揮するという「うたい文句」に惚れ込んでプラブーツ専用の板として購入。ビンディングはチリコブラ・キットを今は東北へ転勤してしまったモンベル六甲店の番匠さんに付けてもらいました。
板とビンディングの取り付け具合も含めて、パウダーやアイスバーンの急斜面へなんの不安もなく一緒にドロップインできるのはこの板だけかな〜?。一生使い続けたい板です。
ちなみにデザインはソルトレイク、モーグル男子のゴールドメダリスト「ヤンネ・ラテハラ」のオリンピック限定モデルです。(こういうのに弱いのです^^;)
9 フィッシャー GTSスーパー
データ: ディメンジョン(76−62−69)、180cm、サンドイッチ構造
私を細板+革靴の先祖帰りへと導いた板。テレマーク4年目にしてようやく最初に購入したマウンテンクラウン+革靴で快適に滑れるようになり、ホームゲレンデの琵琶湖バレースキー場で滑っている時に、同じく細板(TUA)と革靴(スカルパのエクスプレッソ)で滑っておられる人に出会って意気投合しました。
スキーの帰りに、ビバレの近くの家までに呼んで頂き、その時に頂いたのがGTSでした。その方はすこし前まで山道具屋(テレマーク含む)を営まれていた方で、自宅には細板とメンテナンス器材がギッシリ!この時、今の内でないと一生細板は手に入らないと気づき、私の細板探求の旅が始まったのでした。時に西暦2003年4月6日の事でありました。
ビンディングはまだ付けていませんが、スーパーテレマーク(3ピン)を付ける予定です。
この板は今シーズンの細板メイン板とするため、ただ3ピンだけでは力不足と言うことでテレプレートをかましてみました。15.11.16の鷲ヶ岳初滑りでは驚異的な能力を発揮しフィッシャーの技術の高さに感服しました。(15.11.24)
10 モロト マジコ
データ: ディメンジョン(73−55−62)、190cm、サンドイッチ構造
テレマークレースにトップ幅73mm以下の規制があった頃のレース専用板です。GTSを授かった次の週に某アウトドアショップの倉庫の中に眠っているのを発見し格安で購入しました。AVS(アンチ・バイブレーション・システム)が搭載されており、アイスバーンでも滑れるとか?
まだビンディングは付けていませんが、赤い板には赤いチリが似合うかな〜なんて思っています。
で、ようやくビンディングを付けて命を吹き込みました。写真では分かりにくいかもしれませんが、メチャクチャ格好いいです。これでレースに出れば目立つこと間違いなし!あとは技術だけですが・・・・ちなみにマジコってイタリア語で「魔法」って意味だそうです。(15.11.24)
11 エボリューション マウンテンクルーズ
データ: ディメンジョン(71−56−63)、198cm、サンドイッチ構造
トラディショナルスキーの代名詞とも言われるエヴォリューションのハンドクラフトスキーです。上のモロトと時は同じく(2003年4月)某アウトドアショップの通販に一本だけ特価品で載っているのに気づき速攻で入手しました。
’96〜97モデルということで、真っ白のシンプルな板ですがかなり薄汚れていて、実物を見るとなぜ売れ残っていたのか分かったような気がしました(^^;
しかし、磨けば磨くほど美しい形の板である気がつきます。レース用と言うことですが、ダブルキャンバー(だと思う)で堅いフレックスのこの板で綺麗にターンするにはかなりの特訓が必要ではないでしょうか?この時期のエボリューションの板は書かれているシンプルな文字が何とも言えず、部屋に飾っておきたい誘惑に駆られます。まさに芸術品!しかし、スキーは滑ってやってこそその命が輝くもの・・・
この板に釣り合うのはどんなビンディングなのでしょうか・・・やはり愛用のピッドブル2でしょうか・・・・想いは尽きることがありません(^^)
12 モロト オーバースピード
データ: ディメンジョン(72.5−56−63)、190cm、キャップ構造
八尾テレの教祖であるジョニー愛用の細板です。見た目はタダの細板ですが(^^;その性能はただならぬモノがあります。革靴で試乗した感じではオンピステにおける切れは細板とは思えないほど滑らかでした。テレマーク・レースに73mm幅の規制があった頃に製造されたテレマークの板としては最終形態の板で、もうこの細さでこの性能の板は作られることがないでしょう。
マジコを買った店の倉庫にあるのを思い出して15.5.11に密かに購入しました(^^;しばらく使う予定はありませんが・・・将来に向けての投資です。細板が再び流行して簡単に入手できるようになったら取り越し苦労になりますが、残念ながら太板全盛の今、賢明な処置だったと思う日が来ることでしょう。
と言うことでしばらくビンディングを付ける予定はありませんが、BDのO2(オーツー)が改善されればピッタリかな?と思います。
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