モルゲダール日記10

シャルマン火打スキー場 (H13.12.28〜29)

 パウダーが滑りたい!そういえば前シーズン「そのさん」がシャルマンでパウダーを堪能したとか・・・モルゲダーラーもたまにはアグレッシブな滑りがしたくなるものです。いや、パウダーといえば自然の雪。これを滑るのは自然派テレマーカーとしては至極当たり前のこと。。。。しかしエヴィンに与えられた休みは2日間のみ。しかも金欠(;_;)「う〜ん、下道で行くしかない!」
 こうして早朝(というか深夜)2時発!下道450km(片道)の無謀なシャルマン・パウダー偵察計画は実行されたのでした。

火打山
2日目に厳かな火打山が姿を見せる

10:00頃 シャルマン火打スキー場到着
 「遠かった。。。。」これに尽きます。走れど走れどって感じで、高速を使えば5時間強の道のりも下道では8時間ちょっとかかりました(当然)。う〜んオクカンなら3回行けるな〜。ところでシャルマンの無料駐車場はどこにでも車止めてくださいって感じで、このアバウトさがいいですね〜(^^)止まっている車も30台くらいでしょうか?だって猛吹雪なんですもの(;_;)
初日の風景
初日のシャルマンはこんな感じ(^^; どうやらレンズが曇った?

〜16:00 深雪にまみれる
 風は弱くリフトも動いているので、とりあえず滑ってみました。感想は「パウダーじゃー!あれ?うわっ!バクバク〜、シーン」って感じかな〜???
 雪は柔らかいけどパウダーではなく、絹のような深雪でした。思いっきり後傾にならないと板が沈んでいくし、それでも3ターンくらいからは膝上まで沈んで、板が雪深く突き刺さり転倒。胸まで沈みしばらくうごめいてようやく脱出。頂上から下まで降りるまでに30分位かかったでしょうか?そうこうしている内にも雪は降り積もり、圧雪バーンにも30cm以上の新雪。板が重く何回も足をとられました。(ものすごく下手になったような気分でした)おまけに吹雪でゴーグルもダメになるので目をつぶって滑っているような感じ・・・・ホントに何回も雪中で窒息しました。雪の中でうごめきながら、「僕、こんなところまで来て何してんだろう」って気分でした。
 そういえば、そのさんの奥さんが「2度と来たくないスキー場No.1って」言ってたんだっけ?そんなことを考えている内に、スキーやっている人は次々と姿を消し、まわりはスノーボーダーだけになってしまいました。私もプラブーツに幅広の板でなければほとんど滑れなかったでしょう。レスキューの人たちが滑りながら「やばいよ、この雪」と呟いている聞いて撤退を決意。駐車場に戻ると私の車はありませんでした。。。。。
 いや車はあったのですが雪の中でした。まず車を掘り起こして・・・・まわりを見ると、地元の人はスコップなどを持ってきてました。そうなんですね、このスキー場は。

2日目 晴天、天国!
 雪がぼんぼん降る中、明日も降ってたら滑らずに帰ろうと心に決めて就寝。目が覚めるとピーカンでした(^^)/神はモルゲダーラーを見捨ててはいなかったのです。

2日目のスキー場
 前日の疲れが抜けず板が重い。。。新雪は所々残っていましたが、パウダーではないので入って行く元気はありませんでした。それにしても、足が重い。慣れていないせいかもしれませんが、やっぱりT2は重くて微妙な操作ができません。ここで革靴にチェンジして、板もK2のパワーマンバに変えました。この板、モーグル用なのですが、細くてしなやか、正に革靴テレマークに最適な性能を持っています。技術が足らずコブはまだ滑れませんが・・・・スイス村はこれで行きますよ!
 このスキー場に来て初めて思うように滑れました!やっぱり革靴!雪面からの微妙なインフォメーションをばっちり感じられる上に軽い。フラフラしたバランス感覚もとても楽しいです。自然雪はプラブーツ、圧雪ゲレンデは革ブーツという何とも皮肉な結果になってしまいましたが、条件は常に変わるのでいろんなシチュエーションに道具を変えていくのもテレマークの醍醐味の一つでしょう。
スイス村決戦スペシャル!
ついにベールを脱いだエヴィンの今シーズン主力戦闘機!!

関東のテレマーカーさんと
 思ったよりテレマークやってる人は少なく、結局話ができたのは1人だけでした。2本ほど一緒に滑りながら楽しい話ができました。テレマークやるってだけで友達になれるのですから、本当に奇跡のスキーですよね「テレマーク」って(^^)
 何でも明日はテレマークの講習があるらしいのですが、残念ながら今晩中に帰らなくてはならないので・・・できれば来年の1月12〜14日にパウダーリベンジを期して、帰路についたのでした。
テレマーカー

シャルマン火打スキー場について
   中上級者には楽しめるスキー場でしょう。練習すると言うより楽しむためのバーンが多いので初心者には辛いかも?高速リフト1本で山頂まで一気に登り、そこから全てのコースを滑れるので、混雑しない斜面を心ゆくまで転倒できます(^^;おそらくリフト待ちも無いのでは?
 豪雪地帯ですので、雪に関する装備、特に車はスタッドレスかチェーンと雪かきなど必要でしょう。交通の便とアグレッシブなコースが隠れた穴場スキー場となっている理由なのでしょうが、今後は人が増えるかも知れませんね・・・
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