モルゲダール日記4

和佐又スキー場 (H13.1.29)

 私の知る限り、奈良県には3つのスキー場があります。1つは天川村の洞川スキー場で、ここには曲がりなりにもリフトらしきものがありますが、もう1つの和佐又スキー場にはそういった快適設備が一切無いのに好感が持てます(^^;。最後に明神平スキー場。ここには施設は何もありません。1時間以上かけて山道を登った者のみが滑ることのできる幻の天然スキー場なのです。今回のモルゲダール日記では、この明神平にアタックする前哨戦として、秘境度No.2の和佐又スキー場をテレ滑走した記録を報告したいと思います。

和佐又スキー場
和佐又スキー場(奈良県):シュプール見えますか?

1 泣きが入ったスキー場までの林道
 和佐又スキー場に行こうと思ったのは、今回が初めてではありませんでした。昨年の1月、エヴィン2号(ホンダ:インテR)を駆って和佐又スキー場への林道を進んでいた私は、アイスバーンによりスピン!180度回転したため、半泣きになって下山したのでした。(死ぬかと思ったx_x)
 しか〜し!今年はエヴィン3号ダッシュ(スタッドレスタイヤ付き)がある!!1月29日(月)のこの日、和佐又スキー場への林道で、またまたアイスバーンで滑って亀の子状態になっている私がいた・・・・・。やっぱりチェーンは必要なんですね(;_;)持っててよかったゴムチェーン!何とかスキー場にたどり着くと、お客さんはゼロ。当たり前か・・・・。和佐又ヒュッテのおっちゃんは、「今日はあんた一人だよ。林道滑らなかった?」と聞いてきたので、「滑りました」と答えると、「ゴムチェーンじゃ、ダメだよ。金属でなきゃ。」と笑いながら軽トラに乗っていずこともなく消えていった。ヒュルヒュルヒュ〜〜。
 迎えてくれたのは、人間ではなく背中になにやら文字の書かれている名物?犬3兄弟だけであった。まとわりつくな〜俺のスキー板をかじるな〜(;;)
名物犬3兄弟

2 新雪を滑る
 誰もいないということは、バージンスノーが滑れる(当然このスキー場に圧雪する機材は無し)ということ。ステップ付きの板で、歩いて登っては滑る。転ぶ。ひっくり返る。誰も見ていないので、自由に遊べました。でも、リフト無いのは辛いです。5本でリタイヤ。スキーにシールを付けて、今度はスキー場の更に上部へと登っていく。
メインゲレンデ

3 スキー場上部
 スキー場の上の方には、更に急斜面のバーンがありました。ここは、シールで直登して1本だけ滑る。下に降りてくると吹雪でメインゲレンデの華麗なシュプールと転倒痕は消えている・・・。「う〜ん。これだから、雪山は道に迷うんですね〜」

4 和佐又山に登る(14:25〜)
 せっかくなので、和佐又山にも登っとこう(案内板には「山頂まで30分」とかかれているので、余裕でしょう)ということでテレ板で登山開始。
 道が細くてダメでした。(x_x)
 仕方がないので板をはずし、軽アイゼンを付けて登頂再開。積雪10cmのトレース無し、山頂部は30cmの積雪でしたが、ラッセルらしいラッセルもなく14:50山頂到着(所要時間25分)。雪と霧のため展望はほとんどありませんでした・・・樹氷も無し・・・残念。
和佐又山山頂

5 下山&帰宅
 下山は13分。最後に1本スキー場を滑って、林道を車で帰路へ・・・。いつの間にか林道は除雪されており、チェーンがうるさい。どうせなら登ってくるときに除雪して欲しかった・・・。相変わらず大阪への道路は混み混みで、これが一番体に堪えるんですよね〜。


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