八尾市立歴史民俗資料館 河内木綿の部屋(5)
ページ内容の無断転用等はご遠慮ください。

(5) 河内木綿 参考文献

このコーナーでは、河内木綿や河内の綿作りに関する主な参考文献を紹介します。
(順次、追加していく予定です)



江戸時代の版本など

著編者 書名 年代 備考
松江重頼編 『毛吹草』(けふきぐさ)
(活字本:岩波文庫『毛吹草』)
寛永15年(1638)序文 江戸時代前期の全国各地の名産品を書上げた書物。河内国では、「久宝寺木綿」があげられている。
貝原益軒 『南遊紀行』(なんゆうきこう)
(活字本:『貝原益軒全集七』)
元禄2年(1689)成
正徳3年(1713)刊
江戸時代前期の学者貝原益軒が、河内などを歩いた際の見聞記。河内では東の山麓で木綿を多く作っているという記述がある。
秋里籬嶋 『河内名所図会』
(活字本:『河内名所図会』
昭和50年、柳原書店)
享和元年(1801) 江戸時代の河内国の旧所名所を紹介した書物。高安郡の項目の中に、「高安の木綿買」の挿絵あり。
大蔵永常 『綿圃要務』(めんぽようむ)
(活字本:『日本農業全書15』農山漁村文化協会)
天保4年(1833) 江戸時代後期の著名な農学者が各地の綿作りを調べてまとめた書物。河内の事情も詳しい。
大蔵永常 『広益国産考』(こうえきこくさんこう)
(活字本:岩波文庫『広益国産考』)
天保13年(1842) 江戸時代後期の農学者大蔵永常が著した農産物の手引書。木綿の項目の中に河内木綿の評判が記されている。
木下清左衛門 『家業伝』(かぎょうでん)
(活字本:『日本農書全集8家業伝』
昭和53年、農山漁村文化協会)
天保13年(1842) 河内国若江郡八尾木村(現八尾市)の農家の当主が、子孫のために書き残した農作物の手引書。綿作りの方法なども詳しく記されている。
喜多川守貞 『守貞漫稿』(もりさだまんこう)
(活字本:岩波文庫『近世風俗志』
1999年他、岩波書店)
天保8年(1837)〜嘉永6年(1853) 江戸時代後期、京都大坂江戸の文物や風習を比較して紹介したもの。巻十九の染織の項目に河内木綿の評判などが書かれている。



著書・研究書・図録など

古島敏雄 『寄生地主制の生成と展開』
(岩波書店)
昭和27年(1952) 河内の旧家に残された大量の古文書を使って、綿作農家の経営などを具体的に解明。
武部善人 『河内木綿の研究』
(八尾市郷土史料刊行会)
昭和32年(1957) 河内の綿作りと木綿生産を社会経済史的に研究したもの。八尾の木綿問屋「綿吉」こと西岡家文書を詳しく研究。重要な史料の翻刻文あり。
辻合喜代太郎 『河内木綿譜』
(衣生活研究所)
昭和40年(1965) 河内の旧家を精力的に調査して収集した河内木綿の実物裂貼付集。限定版。
東大阪市教育委員会 『河内木綿』 (東大阪市) 昭和48年(1973) 東大阪市が調査した河内木綿資料の報告書。
辻合喜代太郎 『縞帳(改訂版)河内・大和』
(八尾市史紀要第2号)
昭和55年(1980) 著者が調査した河内・大和の旧家に残された縞帳の研究。
武部善人 『河内木綿史』(吉川弘文館) 昭和56年(1981) 長年河内木綿の社会経済史的な側面を研究してきた著者の集大成的な著作。河内木綿の歴史を生産から流通にいたるまで総合的に言及。
武部善人 『綿と木綿の歴史』(御茶の水書房) 平成2年(1989) 「衣料革命と産業革命の担い手としての綿と木綿」という観点から綿と木綿の歴史を体系的に著述。
東大阪郷土博物館 『かわちもめん』 平成6年(1994) 同博物館で収集した河内木綿資料の文化財の指定に向けて開催された特別展(平成6年10月〜12月)の展示解説図録。
八尾市立歴史民俗資料館 辻合喜代太郎氏収集染織資料寄贈記念 木綿ーその用と美』 平成11年(1999) 河内をはじめ大和や丹波など各地の木綿資料を調査研究した辻合喜代太郎氏が収集した染織資料の寄贈を記念して開催された企画展の図録。
八尾市立歴史民俗資料館 『辻合喜代太郎氏収集染織資料調査報告書』 平成11年(1999) 河内をはじめ大和や丹波など各地の木綿資料を調査研究した辻合喜代太郎氏が収集した染織資料2400点余(資料館へ寄贈)の目録及び解説。
江戸時代人づくり風土記編集室 『江戸時代人づくり風土記 大阪の歴史力』(農産漁村文化協会) 平成12年(2000) 第6章第3節「地域の経済を支えた河内・和泉の木綿」など。
八尾市立歴史民俗資料館 『河内の綿作りと木綿生産』 平成14年(2002) 江戸時代から明治時代にかけての、河内の綿作りや河内木綿に関する文献史料の中から、ごく基本的な史料を選び、読み下し文と解説をつけて紹介。


市史・地方誌など

中河内郡役所 『中河内郡誌』 大正12年(1923) 第一編第八章第一節のうち「実綿」、同第二節のうち「織業」の項目など
柏原町史刊行会 『柏原町史』 昭和30年(1955) 第6章第二節「河内木綿と綿作」など
八尾市史編纂室 『八尾市史』(本文編) 昭和33年(1958) 本文編では第4章第五節の一「木綿作りと八尾木綿」、第5章第三節の一「八尾木綿の変遷と撚糸業」など。史料編では第四章第五節に綿作や木綿に関する古文書の翻刻文あり。
『八尾市史(史料編)』 昭和35年(1960)
枚岡市史編纂委員会 『枚岡市史第四巻史料編二』 昭和41年(1966) 11「商工業関係史料」のうち「綿商」、12「農林業関係史料」のうち「稲作・綿作」の項目などに関係史料の翻刻。
布施市史編纂室 『布施市史』第2巻 昭和42年(1967) 第7章第二節「農業の発達」、同第三節「商業的農業の展開と農民層分解」など。
柏原市史編纂委員会 『柏原市史』第3巻本編2 昭和47年(1972) 近世の柏原のうち五「河内木綿」、近代の柏原のうち一の三「農業と商工業」など。
八尾市史編集委員会 『八尾市史(近代)史料編2』 昭和49年(1974) 産業関係の「1農業」及び「2商業」のなかに、明治期の河内木綿に関する史料を翻刻。
枚方市史編纂委員会 『枚方市史第三巻』 昭和52年(1977) 第八章第二節「商業的農業と農村工業の展開」のうち「綿作」「枚方の木綿仲買仲間」項目など。
八尾市史編集委員会 『八尾市史(近代)本文編』 昭和58年(1983) 第一編第一章第二節「産業の発達」など。
羽曳野市史編纂委員会 『羽曳野市史第五巻史料編3』 昭和58年(1993) 八章2節「農村加工業」、同3節「村の職人と上人」などに関係史料の翻刻。




 
河内木綿体験コーナーへ
 




河内木綿の部屋の最初に戻る


 


八尾市立歴史民俗資料館のトップへ戻る