大和川流域を描いた南画とそれに附属する漢詩と和歌が墨書されています。画題は、「葛峰残雪」「倭水晴帆」「ヲ嶺朝霞」「菅廟新緑」「長橋涼風」「弓削早秧」「高尾秋月」「大日晩鐘」「高安稲塚」「堤上閘碑」です。 |
四天王寺太子堂再建に活躍した八尾清慶寺楽山上人の弟子、明意上人を描いた図。中央に六字名号を書き、左右に『明意上人御詠歌集』第16番と第14番が書かれています。 |
巻頭に藤澤南岳が「國本地財」と墨書し、絵は、女流画家吉宗耕英が、正月の風景から田起こし、田植え、水遣り、稲刈り、脱穀、収蔵までを描きます。巻末には、藤村叡運の和歌が書かれ、いずれも大阪で活躍した人々で、大阪の風景を描いたものでしょう。 |