宇宙開発の父といわれたツィオルコフスキーがロケット開発に取り組んだソ連では、その将来性に目を向け彼の亡き後もロケットの研究を続けていました。
また、ドイツでも1930年代になるとロケット開発が始められるようになります。そして、1942年にウェルナー・フォン・ブラウンらが中心となり世界初の誘導ミサイルV-2を完成させるのでした。
しかし、これは軍事用目的。全長14メートル、直径1.65メートル、全備重量12.5トンで当時は世界最大のロケットでした。1トンもの弾頭を載せて320キロメートルも飛びます。第二次世界大戦では、イギリスやベルギーに落とされ多くの命を奪い、施設を破壊しました。
第二次世界大戦にてドイツが敗れるとV-2ロケットの開発者たちはアメリカに渡り近代的なロケット技術の礎を気づきあげることになります。
一方、ロシアでもセルゲーイ・コロリョフという人がリーダーとなりロケット開発を進めていくことになります。
アメリカに亡命したウェルナー・フォン・ブラウンとロシアのセルゲーイ・コロリョフ。二人の天才は直接会うことはなかったそうですが、この後にアメリカとソ連の宇宙開発を大きく進めていくことになります。
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