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地球外生命体発見の日は近い!?


 「ケプラーミッション」というNASAの任務をご存知でしょうか?これはNASAによる宇宙の中で地球に似た惑星を探し出すというミッション。

 つまり、太陽に似た恒星から地球のように適度な距離を周る惑星を発見するというもの。この惑星が岩石でできており、地球に似た環境で大気と水が存在すれば、生命体の発見も夢でないということです。

 2011年1月11日には「Kepler-10b」という岩石でできた惑星がケプラーミッションにより発見されました。この惑星は、大きさが地球の1.4倍とまぁまぁ地球に近い大きさ。しかし、残念なことに中心星である恒星に、この惑星はちょっと近すぎでした。もう、灼熱地獄なので海などはないと思われますし、かなり過酷な環境のようです。残念・・・。(NASA



 ですが、生命が存在する惑星発見への第一歩となったのかもしれません。

 このケプラーミッションでは、銀河系の中だけでも地球に似た惑星は数十億単位で存在する可能性があると指摘されています。さらにNASAによれば、宇宙に存在するであろう地球に似た星の92%は、まだこれから先に誕生するとの理論を発表しています。

 1000億年から1兆年という長い期間に地球に似た星がどんどんできてくるだろうってことですね。

 また、このケプラーミッションとは別にオーストラリアのニューサウスウェールズ大学の研究チームにより地球から14光年の距離にあるウルフ1061cという岩石でできた惑星が発見されています。大きさは地球の4倍ほど。暑すぎず、寒すぎずなので水が存在する可能性も十分あるようです。

 このウルフ1061cの中心星である恒星は太陽よりも小さいのですが、ハビタブルゾーン(生命が存在する可能性のある環境とされる天文学上の領域)に位置しています。



 地球外生命体といえばSF映画の中のお話しのようでしたが、新聞の一面に『地球外生命体発見!』の記事が載る日も近いのかもしれませんよ。