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宇宙の最後とは?
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宇宙は膨張しているということをご存知でしょうか?しかし、この宇宙の膨張はやがて弱まり、縮小していくのではないか?と考えられていました。これは「ビッグクランチ」といわれ、最終的には宇宙はクランチ、つまり潰れてしまうという理論です。
しかし、1998年に大発見がなされます。宇宙が誕生して70億年後あたりで宇宙の膨張は加速しているというのです。ちなみに、現在宇宙の年齢は138億歳くらいといわれていますよ。
膨張が弱まるどころか、加速しているって言うんですね。なぜ、そんなことが起こっているのか?これは、おそらく暗黒エネルギー(ダークエネルギー)によって宇宙空間が押し広げられているのだろうと考えられています。暗黒エネルギーなんてなんだかSFの世界みたいですね。しかし、現実に宇宙は、謎の物体、謎のエネルギーに満ち溢れているんです。
宇宙を構成する割合として、68.3%ほどがダークエネルギー、26.8%がダークマター(暗黒物質)、残りが星や銀河をつくる普通の物質となっています(従来はダークエネルギー72.8%、ダークマター22.7%といわれていた)。
人間が観測していたものは、宇宙のたった5%に過ぎなかったということですね。まだまだ宇宙はわからないことばかりです。
このダークエネルギーが宇宙を加速膨張させ続けるとどうなるのか?
宇宙は、無限に広がり引き裂かれて終わってしまうのではないか?といわれています。この理論をビックリップといいます。
ただし、この理論があたっていたとしてもおよそ1000億年ほど後のことだと予想されていますし、そもそもダークエネルギーの存在もわかっていないんで宇宙の運命は未だ謎!といったところです。
>ビッグリップ -引き裂かれる宇宙
>ビッグクランチ -押すつぶされる宇宙
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