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宇宙にはゴミがおよそ4000トンもある!


 スペースデブリという言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは、いわゆる宇宙ゴミのこと。

 例えば、使命を終えた人工衛星や機体の破片、塗装、部品などが宇宙に残されてゴミとなったもので、多くは人工衛星の軌道上に捨てられています。



 その数は、およそ3000〜4000トン!これらは、人工衛星などが打ち上げられるたびに増えていっています。
 
 小さなゴミとて秒速8キロほどの速度で地球の周りを回っているため、これらが人工衛星などにぶつかったら大変です。

 現在では、10センチメートル以上のゴミは位置が特定され、記録されています。ですから、ロケットを飛ばす際は、これらを避けることができるんですね。

 しかし、これ以上、宇宙ゴミを増やすと大変・・・。

 そこで、ゴミを出さないロケットを開発したり、小さなゴミは大気圏に突入させて燃やしてしまおうという方法が考えられています。

 また、専用の人工衛星を打ち上げる案や壊れた人工衛星も回収し宇宙ステーションで修理して再び利用しようという動きが出ています。


動画はユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの天文学者スチュアート・グレイが1957年から現在に至るまでの宇宙ゴミの増え方を1分間にまとめたもの。1957年は人類初の人工衛星スプートニク(ソ連)が軌道投入された年。