ウイルスは生物に寄生して増殖していきますので、現在のところ宇宙空間にてウイルスは発見されていません。
では、宇宙飛行士は、宇宙に行ってしまえば、風邪などひくことはないのでしょうか?
実は、そんなことはないんですね。宇宙飛行士の人が地球から旅立つ前に風邪をひいていれば、そのまま宇宙船の中まで連れて行ってしまうことになります。
ですから、宇宙飛行士の人たちは、何度も健康診断を受け、出発する前には隔離されます。家族には、隔離されている状態でも会うことができますが、その家族も健康診断を受けてからでないと会うことができません。
さらに、国際宇宙ステーションなどでは、空気清浄機を使い、空気内は無菌状態を保ちます。しかも、宇宙ステーションにいる宇宙飛行士の健康状態は常に地上からモニタリングしチェックします。
これほどまでに徹底的に健康管理をするので宇宙で風邪をひくってことは考えにくいんですね。
まぁ、もし、風邪ひいて寝込んで地球に戻らなくちゃならないなんてことになったら、大損害ですからね。めちゃめちゃお金かけて宇宙にいっているわけですから。
しかし、怪我やストレスなどによる心の病気は完全に防ぐことは難しいんです。
ですから、宇宙飛行士の選抜過程で心身ともに健康な人を医療検査や心理学検査により選び出すんですね。
さらに選ばれた後も宇宙飛行士の人は引退まで医学的、心理的観点から健康な状態を保持することが求められるのです。大変ですねぇ。
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