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中国の宇宙開発


 宇宙開発というとアメリカ、旧ソ連というのが未だに頭にすぐ浮かぶという方は多いでしょう。最近では、日本も大きく貢献していますけどね。

 しかし、中国というと・・・。

 宇宙に関心を持っている人なら「中国も最近はがんばってるよ」と中国の宇宙開発のことをご存知の方もいるとは思いますが、しかし実は、結構前から中国での宇宙開発は本格的に進めれらたきていたんです。

 まず、人工衛星ですが1970年に人工衛星の「東方紅1号」の打ち上げに成功しています。日本での人工衛星「おおすみ」の打ち上げも1970年ですが「おおすみ」が打ち上げられたのが2月。東方紅1号の打ち上げが4月ですのでちょっとの差で日本の打ち上げの方が早かったんですね。それでも中国の人工衛星打ち上げは世界で5番目ですので実はすごいんです。

人工衛星打ち上げランキング 
順位 国  打ち上げの年  人工衛星 
ソ連 1957年  スプートニク1号
2 アメリカ 1958年  エクスプローラー1号
3 フランス 1965年  アステリックス 
日本  1970年  おおすみ 
中国 1970年  東方紅1号 


 さらに2003年には「神舟5号」による有人宇宙飛行を成功させました。これは世界で3番目に自国の技術(旧ソ連のロケット技術を入手してはいますが)による人間を乗せての宇宙飛行成功といえます。

 2007年には「嫦娥1号」による月探索。



 2011年には小型宇宙ステーション「天宮1号」が打ち上げられています。2012年には、この宇宙ステーションと有人宇宙船「神舟9号」をドッキングに成功。これもアメリカ、ロシアに次いで有人宇宙船のドッキングに成功した世界で3番目の快挙です。

 どうでしょう。中国の宇宙開発も結構すごいんです。今後も大注目なんですね。

 日本は技術的にはすぐれたものを持っているんですが、コスト面では海外に負けてしまうことが多いようなのでそこが弱点みたいですね。実際、気象衛星「ひまわり」も機体は海外企業から購入していますからね。日本でも作れるんですけどね。入札に海外の企業も混ぜないといろいろ文句いわれるんですね。世界的に・・・。

 何とかそのあたりをクリアし、日本が世界で初の宇宙エレベーター完成!とか民間宇宙旅行開始なんていったニュースが飛び込んでくるとうれしいですね。