小さな頃、月にはうさぎがいるとかかぐや姫がいるとか信じていた方もいるでしょう。しかし、大人になるにつれ、月には空気も水もないものだと理解してきたことと思います。
しかし!実は、月には大気が存在します。
といっても地球の大気とは違いますけどね。月の大気はナトリウム、カリウムといった元素。地球の酸素、二酸化炭素、窒素、水素などの大気とは違うのです。
月は地球の6分の1しか重力がありません。なので地球の大気に含まれているような軽い元素はあったとしても月の重力では留めておくことができず、宇宙空間に逃げ出していってしまうわけです。
さらにいえば、月の大気は地球の大気圧の10京分の1くらい・・・。ですから、ほとんど真空なんですけどね・・・。でも、大気が”ない”わけではありません。
さらに、月には水も存在する可能性が非常に高いといわれています。
月の北極と南極には1年中、日の当たらない影の部分が存在します。ここに水が氷となった形で存在するかもしれないといわれているんです。
不毛の地といわれてきた月ですが、近い将来に水の存在を確認できるかもしれません。そうなると、その水を利用できるため月には長期間滞在できる基地などができる可能性もあります。
毎夜見上げている月ですが将来的には、その月に人類の誰かしらが必ずいる!なんてこともそう遠い未来ではないのでしょうね。
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