海の水は1日のうち2回ずつ満ち干を繰り返しています。この満ち干には月の引力が関係しているんですよ。
地球では、月に面した側の海水が月の引力によって引っ張られます。逆にその裏では、月の引力が弱まり、やはり海水が盛り上がるんです。
上の図のように地球の両側で潮が満ちている状態です。では、その潮が満ちていない場所では、どうなっているのか?そう、引き潮ですね。
さらに地球は自転をしています。この自転によって月によって引っ張られる海の位置が変わっていきます。これが毎日起こる潮の干満。つまりは、干潮と満潮ってわけです。
この潮の満ち干には、月の他にも太陽の引力も関係しています。ただし、月の引力の半分ほどの影響ですけどね・・・。
では、月と太陽が一直線に並ぶとどうなるでしょう?2つのパワーが合体!!これが大潮です。
逆に太陽、月、地球の位置がLの字に曲がった時は、月と太陽の引力が打ち消しあい干潮の差が小さくなるので小潮となります。
このように月は地球の海に対して大きな影響を及ぼしているんですね。
海にすむ生物、たとえばサンゴの種類の多くは満月か新月の大潮の日に産卵し潮の流れにのせて卵を遠くの海に運ぼうとしますし、カブトガニなども満月に日に産卵します。多くの生物もまた月の力を借りているんですよ。
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