15夜のお月見は旧暦の8月15日に行う行事ですね。しかし、満月の日なんて春でも夏でも秋でも冬でもあるわけなんですが、なんで秋にお月見をやるのでしょう。
実は、月は秋が一番きれいに見えると言われているんです。
まず、夏ですが、夏は湿度が高いので空気がぼやけてしまい、月がきれいに見えないと言われています。また、夏の月は高いところまで月が昇らないのです。南中といって月が南にあるときに最も高い高度が低いんですね。その為、地表からのチリの影響を受けたり、山で隠れてしまったりする地域もあるのでお月見にはちょっと不向きなわけです。
では、冬はどうでしょう。まぁ、単純にお月見するには寒いですね。月の位置は高いわけですが、高すぎると長時間、月を見ながらお酒を飲んだり、おいしいものを食べたりするには首がつかれてしまうという人もいるでしょう。また、地域によっては雪の季節などでは、十五夜なんていっても雪で見れないなんてこともありますから毎年の行事として全国的にやるには不向きですね。
次に春はどうでしょう。月の高さは高くも低くもなくちょうどいい高さです。しかし、花粉の季節なんですね。春の月はおぼろ月夜なんていわれますが、湿度や花粉などの影響で月がぼんやりと見えるわけです。
ってことは、やっぱり秋の月が、月見をするにはもってこいというわけなんですね。
それに本来はきれいな月を見て楽しむといった意味の他に収穫を祝うという意味もありますからね。やっぱり、月見は秋ってことなんです!
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