海王星には13個の衛星が存在します。その中でもっとも大きなものがトリトン。直径約2700km。月の4分の3ほどの大きさですね。しかし、海王星の衛星はどれも小さく、2番目に大きな衛星プロテウスの直径は440kmとかなり小さいのです。
トリトンは表面温度が-235℃とかなり寒い・・・。トリトンは金属や岩石の核の周りを水と窒素とメタンの氷で覆われています。
さて、このトリトンですが、いずれは海王星に衝突してしまうといわれているのです。
その理由がトリトンの公転の向き。海王星と逆の公転するという逆行衛星なのです。
おそらくトリトンは、海王星の重力によってつかまり、海王星の衛星になった為、逆行衛星になったと考えられていますが、海王星の潮汐力によってだんだんと海王星に近づいていっていずれは衝突すると考えれらています。
また、海王星にはデスピナという衛星も存在します。
このデスピナは、トリトンが海王星の重力につかまる際に粉砕されたものが再度固まり、衛星になったと考えられていますが、実は、このデスピナもらせん状に海王星へと落下していっているんです。
ただし、デスピナの場合は、かなり小さいので海王星の重力で壊れてしまい、海王星のリングの材料となるのではないか?といわれています。
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