宇宙空間には大量の塵が漂っています。地球は、その中で太陽の周りをグルグル回っているわけですので大量の塵が地球に降り注いでくることになります。
その量は、およそ年間4万トン!
しか〜し!実は、それでもなお、地球は軽くなっていっているのです。
なぜでしょうか?地球の大気は、重力によって空気が引きつけられ成り立っています。しかし、水素やヘリウムのように軽い元素は重力では引き止められないんですね。
この水素やヘリウムのように地球から宇宙空間へ逃げていくものの量は、およそ9万6600トン。水素が9万5000トンでヘリウムが1600トンといわれています。
つまり、毎年、宇宙空間の塵で+4万トン。しかし、逃げていく水素とヘリウムで-9万6600トン。つまり、5万5000トンほど地球は毎年軽くなっていくんですね。
ちなみに地球の重さは約6000000000兆トン。
な〜んだ。5万トンっていっても全体からみたら微々たるもんじゃん。って思いますね。
実際、まぁ、9万5000トンも減っていく水素に関してはそれほど問題ありません。水素は、もともと十分な量がありますからね。なくなるまでには数兆年ほどかかるといわれています。問題があるとしたらヘリウムの方なんですね。
ヘリウムっていうのは、風船を飛ばすのに使ったり、吸うと声が変な感じになる”アレ”です。
天然ガスから分留というプロセスを経てヘリウムっていうのは作られるんですが、風船なんかに使われるだけではなく、工業用としてもシリコンやゲルマニウム決勝の保護なんかに使われています。
ある学者さんは、ヘリウムの入った風船は日本円で1万円くらいにした方がいい!と主張するほどです。
このままいくとヘリウムは希少価値の高い資源となっていくことが予想されています。
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