地球外生命体がいる確率
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地球外生命体というのは本当に実在するのか?
まず、地球外生命体が存在するために必要な環境から見ていきましょう。最初に、なんといっても水ですね。これがなければ地球に生命も存在しませんでした。
例として、我々の住む太陽系から見てみます。
かつては水星、金星、火星・・・と、どの星にも水の材料は存在しました。しかし、それが液体として存在し続けることができたのは地球だけだったわけです。
たとえば、地球の4000万キロ内側を周る金星。この星の大きさは地球とほぼ同じ大きさです。しかし、金星の気温は470℃。暑すぎて海が存在できません。
では、8000万キロほど外側を周る火星はどうなのか?
ここでは、かつて水が存在していた痕跡があります。しかも、自転の速度も地球とほぼ同じで24時間39分。四季も存在します。
しか〜し、平均気温が-55℃。水は凍ってしまうんですね。
では、どのような環境であれば生き物がいる可能性があるのか?
バイオスフィアというエリアがあります。太陽からの距離で地表の温度が0〜100℃。つまり、水が液体で存在可能の範囲です。太陽から地球の距離を1とした場合、0.9〜1.2までの範囲がバイオスフィアとなります。
宇宙には恒星つまりは太陽のような星がいくつも存在します。その恒星の周りを地球と同じような距離、つまりはバイオスフェアで周っている星って結構ありそうですね。
まぁ、実際には距離だけではなく重力が小さすぎると大気を繋ぎ止めておけないやらハードルはいくつもありますが、それでも宇宙は広い!地球と同じような環境の星はどこかにあるはずです。
ですが、環境が整っていてももう一つ大きなハードルがあるんです。
一説によれば、タンパク質が生命にまで発展する確率は10の40乗分の1という途方もない数字。
ただ、途方もないのは宇宙もいっしょ。地球と同じような環境の星が10の40条以上存在すればいいわけです。
ただし、それが知的生命体となるとまた確率は減ってしまうのでしょうけどね・・・。
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