太陽が誕生したのは今からおよそ46億年前。
この太陽がどのように誕生したのかについては、未だ謎の部分も多いのです。しかし、推測することは可能です。
では、太陽がどのようにして生まれたのか?一般的に言われている太陽の誕生について学んでいってみましょう。
多くの星の主成分は水素ガスです。宇宙に漂っている水素ガス、ヘリウムガス、チリなどが重力に引き寄せられ密度が高くなり、さらに重力により圧縮されると星となります。
では、どうすれば、このような状態となるのか?
可能性のひとつとして「超新星爆発」があります。星は一生を終えると爆発を起こすのですが、これが超新星爆発です。この超新星爆発が起きると大量のガスやチリが宇宙空間に撒き散らされることになります。さらに爆発の衝撃で周りのガスの密度にもムラが出てくるのです。
すると、そのムラの濃いところでは、強い引力によりチリやガスが引きつけられていきます。これが、ある程度密集してくると中心部では、高温高圧の状態となり核融合が起こり始めるのです。
原子力発電所というのをご存知ですね。これは、核分裂によってエネルギーを生み出しているんですけど、核融合でもエネルギーは生み出すことができます。
このようにして、ガスとチリの集まりは、エネルギーを得て光り輝きはじめ、あのパワフルな太陽へと変わっていくのです。
そして、原始太陽の周りに残されたガスやチリは回転する円盤状の雲のような状態になってきます。
このガスやチリは太陽の周りを回っているうちに、重いチリは太陽の近くに、軽いガスは外側へと移動していきます。これらが衝突を繰り返していくうちに、徐々に大きくなっていき惑星になっていくのです。
ですから、太陽から近い水星、金星、地球、火星は岩石で出来た星になり、木星や土星はガスで出来た星。天王星や海王星は氷で出来た星となるのでした。
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