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流星群って何?


 流星群という言葉はニュースなどで耳にしたことがあると思います。しし座流星群とかふたご座流星群とか聞きますよね。

 この流星群と彗星って何が違うのでしょう。群っていうぐらいだから流星群の方が星が一気に地球の近くを通り過ぎるのでしょうか?

 
実は違います。



 彗星とは、ハレー彗星が有名ですが76年周期でやってきます。他にもいろいろな彗星が地球から観測できますが、彗星は淡い光の尾を引いて星空を流れてきますよね。

 あの尾は、実は塵やガスなんです。彗星は主に氷からできているんですけど、この彗星が太陽に近づくと核の部分が温められて表面の氷が蒸発するんですね。その時、ガスや塵を放出します。

 それが、彗星の尾の正体なのですが、この彗星がばらまいた塵の軌道上を地球が通ると塵が地球の大気に突入してきます。

 塵の大きさは0.1ミリ以下のものから数センチほどですが、これが秒速数キロから数十キロという速さで突入し発光するわけです。すぐに燃え尽きてしまいますけどね。

 これが流星群といわれる現象です。

 日本では、8月のペルセウス流星群、11月のしし座流星群、12月のふたご座流星群など毎年決まった季節にたくさんの流星が観測できます。

 ただし、月が明るかったりすると見えづらいことが多いので好条件で見れる年は意外と少なかったりします。好条件で見れる時には、ぜひ星空を眺めにいってみましょう。