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オーロラの正体


 天女の衣などともいわれるオーロラ。私もテレビの映像や写真でしか見たことがありませんが、一生のうちで1度は見てみたいもののひとつです。

 さて、この幻想的なオーロラですが、なぜこのようなものが決まった地域でのみ見ることができるのでしょうか?

 実は、オーロラの正体は太陽風と地球の磁場なのです。

 太陽風というのは、常に地球に吹きつけています。ただの風ならいいのですが、この太陽風というのは、強いエネルギーをもったプラズマです。これが、直接地球に吹きついていたら人間は生きていられないんですね。

 この太陽風から地球を守っているのが、磁場です。

 

 
 北極がS極、南極がN極というのは聞いたことがあるでしょう。いうなれば、地球は大きな磁石なわけです。

 地球の内部には核があります。その核のうち外核は液状のニッケルと鉄でできています。このニッケルと鉄は対流を起こしています。この動きによって電流が発生。すると電流の動きは磁気を発生させるわけです。

 この北極のS極と南極のN極が磁力線で結ばれており、これが太陽風を地球から守ってくれているんです。

 さて、地球に向かってくる太陽風ですが、地球の磁場にそうようにして流れていきます。



 この時、太陽風の中の粒子が、大気の酸素や窒素の分子と衝突します。この衝突のエネルギーによってオーロラで出てくるわけです。

 ですから、オーロラは北極圏と南極圏に行かないと見れないんですね。