宇宙に興味のある若者が将来、宇宙関係の仕事に就きたいと考えた場合、まず頭に思い浮かべるのは「NASA」ではないでしょうか。世界の宇宙開発をリードしているのは、やはりNASAですからね。できることならNASAで働きたいと夢を見る人もいることでしょう。
しかし、残念ながらNASAにて正規職員になろうと思ったら、まずアメリカ国籍を取得しなければなりません。ちょっと、この段階でハードルが高いですね・・・。
ちなみにアメリカの国籍をとって本気でNASAで宇宙飛行士になりたいと考えるのであれば、たまにNASAが「求人募集」を行っている期間があります。
資格は学士(工学、生物学、科学、数学のいずれか)が必要で年齢は不問。身長は158〜190センチ。視力は1.0以上。学士の資格に関連した経験が3年以上必要。給料は日本円にすると800〜1800万円くらい。これが2015年の12月にNASAが募集した求人内容です。
まぁ、当然ですが上記の資格をすべて満たしていたとしても、そこから振るいにかけられるわけですからやはりハードルはめっぽう高いわけですね。
ですが、正規社員でなければNASAで働くことも夢ではなくなります。
例えば、NASAと交流のある大学に在籍していればインターンという方法でNASAで働ける可能性があります。NASAでは学生インターシップ、つまり職業訓練のような制度がとられているためです。
本気でNASAで働きたいと考えているのであればNASAと関係の深い大学に通い、さらにNASAの職員らを知人に持つ教授らに気に入ってもらえればNASAにインターンとして推薦してもらえる可能性が出てくるということです。そうすることでNASAと関係の深い企業、またいずれアメリカ国籍を取得できればNASAに就職という道も開けてくるかもしれません。
また、NASAではポストドクターという研究員を募集していることもあります。これは、博士号を取得した研究員の募集。運良く、自分が取得している博士号の研究分野の募集があればNASAにて働くことができます。
ただし、いつ、なんの研究分野の募集があるのかわかりませんので首をそうとう長くして待つ覚悟が必要でしょう。
なんにせよ、NASAで働くためには簡単ではありません。かといって可能性がゼロというわけでもありません。本気で目指したい人は覚悟を決めて誰よりもがんばればきっと・・・。
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