火星にはフォボスとダイモスという2つの衛星があります。フォボスは直径22km、ダイモスは直径15kmと小さな衛星です。
問題なのは、フォボスの方。火星との距離がなんと6000kmと非常に近い距離を周っています。さらに、フォボスは毎年数センチですが火星に近づいているので将来的には、火星と衝突する可能性があるのです!
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◆フォボス
球形ではなくいびつな形をしている。
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火星といえば、地球に近い惑星・・・。火星が衛星と衝突なんてことになったら地球にも影響が及ぶ可能性も・・・。
しかし、2010年に探査機マーズ・エクスプレスがこのフォボスに近づいた時に予想していたよりも重力の影響を受けなかったことから、このフォボスは、考えられていたほどの密度はなく、空隙が多いのではないかといわれています。
フォボスが密度の低い衛星であった場合、万が一、火星との衝突となっても火星の重力の影響により、衝突する前に砕けてしまう可能性が高いようです。
ちなみにダイモスの方は、火星から2万3459km離れております。その為、フォボスが火星4周する間にダイモスは火星を1周しか周れません。
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◆ダイモス
岩石と氷からできてると考えられている。
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