夜空を見上げると星がチカチカとまたたいているのが見えると思います。しかし、地球上から見える夜空の星は、そのほとんどが恒星といわれる太陽と同じ、自ら光っている星です。
なぜ、それらの星がチカチカとまたたいて見えるのでしょうか?
実は、これは地球の大気が原因です。
空気の温度が違ったり、風が吹いたりと密度が変化、揺らぐことによって星はまたたいて見えるのです。
1990年にハッブル宇宙望遠鏡という人工衛星に天体望遠鏡をつけたものが打ち上げられました。この星のチカチカは、見上げている人にとっては美しく見えるものですが、観測するとなるとけっこう邪魔なんですね。
ですから、大きな天体望遠鏡などは空気の層の薄い山の上に設置されていたりするんです。それより、さらに大気の影響を受けないようにするにはどうすればいいのか?そう、大気圏を出ちゃえばいいんですね。その発想から人工衛星に天体望遠鏡をつけたハッブル宇宙望遠鏡が討ち上げられ活躍しています。
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