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銀河はなぜいろいろな形があるの?


 我々の住む天の川銀河といえば、中心が棒状になったうずまき銀河の形をしています。その他にも銀河の形はさまざま。たとえば、アンドロメダ銀河はうずまき型ですし、楕円形の銀河や形の定まっていない銀河、円盤銀河などもあります。

 この宇宙空間には1000億個以上の銀河が存在するといわれていますが、これらの銀河は宇宙にて平均的に散らばっているわけではなく、不思議なことに密集していることがわかっています。



 群れをつくっているイメージですね。

 天の川銀河はアンドロメダ銀河らおよそ30個の銀河と群れをつくっています。これを
銀河群といいます。

 さらにその銀河群も他の銀河群とグループになっているんです。それを
銀河団といいます。

 さらにさらにその銀河団もまとまっており、超銀河団を形成しているのです。

 当然、銀河が密集している場所があれば、銀河がほとんどない場所も存在します。この場所を「
ボンド」といいます。

 
 なぜ、このようなに銀河が密集している場所とそうでない場所が存在するのかははっきりわかっていません。

 しかし、銀河団が密集している場所では、新しい星が生まれず、古い星ばかりの銀河が多く、密度が低い場所では新しい星が活発に生まれているようです。

 また、銀河の密集している場所では、楕円形の銀河が多くみられるのに対して、密度の低い場所ではうずまき銀河が多くみられます。

 これらは、銀河同士の衝突合体があると楕円銀河の形状に進化することがあると考えられていることや銀河同士の重力の作用によって非対称な形にゆがめられることが原因ではないかといわれています。