宇宙の謎  

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土星ってどんな星?


 土星は木星の次に太陽系のなかでは大きな星です。構成成分も木星とよく似ていて水素とヘリウムが主成分となっています。水素とヘリウムということは、土星を大きなプールに入れれば浮くってことですね。水に浮いちゃうんです。



 土星の特徴といえば環ですね。この環は地球からでも望遠鏡などで観測することができます。それほど、大きなリングです。リングの直径は27万キロメートル。土星の直径の2倍以上もあるんです。ですが、驚くべきことに厚さは数十〜数百メートルしかありません。びっくりするくらい薄いんですね。

 この土星の環は、一本ではなくよく観察すると7本のに分かれています。

 では、この環は何から出来ているのでしょうか?大部分が氷の固まりや岩石。大きさもチリ程度のものから数メートルほどの大きさがあるものまであります。どのようにして、この環ができたのかは、まだわかっていませんが、一説では、土星が生まれた頃にあった衛星が砕けてバラバラになり環ができたという説や土星に近づいてきた彗星や衛星が砕けたという説などが有名です。

 また、土星の周りには複数の衛星も確認されています。主な衛星はタイタン、ハイぺリオン、ミマス、エンケラドス。その中でもタイタンは半径2575キロと巨大であり、かつては生命の可能性があるといわれていました。しかし、タイタンの大気のほとんどが窒素であり、残念ながら地表には生命の存在する可能性は、ほぼないという結論がでています。