土星の輪(環)の厚さってどれくらいあるか知ってますか?
ちなみに土星の輪は外側からA環、B環、C環と三重になっています。地球から一般的な望遠鏡で見れるのは、明るい輪であるA環とB環だけですね。
このA、B、C環の他にも探査機によりC環の内側にD環。A環の外側にF,G,E環と新たな輪が発見されました。
その土星の輪の一番外側のE環は、土星表面から数十万キロメートルも離れています。土星の直径は12万キロほどですから、輪の方が相当大きいのが想像できると思います。
しかし、この土星の輪が地球から見えなくなることがあるのです。
なぜか?
それは、土星の輪が実は、かなり薄いから・・・。
土星の輪はだいたい厚さが1キロメートルくらいしかないんんです。薄いところでは数十メートル・・・。
しかも、土星は地軸が傾いています。地球も傾いてますけどね。
土星の回転周期は30年。そのため、地球から見た土星の輪の傾きはおよそ15年周期で大きくなったり小さくなったりするのです。
最近では、1995年と2009年に地球から見て土星の輪が水平となり見えなくなりました。
おっと、ちなみに土星の輪って何でできてるの?って気になった人もいますよね。
あれは、数メートルから数センチの氷の粒です。D,E,F環の方は主に数ミクロンの小さなチリの粒子ですよ。
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