宇宙ではボールペンが使えないことをご存知ですか?重力がないのでうまくインクが落ちてこないわけですね。
宇宙でボールペンが使えないってちょっと不便。まぁ、メモをとることなんて頻繁にあるでしょうからね。
そこでアメリカのNASAはFISHERという会社に依頼をし、FISHERは膨大な開発費を投じて宇宙でも使えるボールペンを開発しました。無重力でも上下逆にしても水の中でも摂氏300℃でも氷点下でもかけるというすごいボールペンです。
さすがアメリカ!このスペースペンはアポロ11号の月面着陸の時に採用され有名になりました。
では、当時の宇宙開発のライバルであったソ連はどうしたか?
・・・普通に鉛筆を使ったといいます。
なんだかアメリカが間抜けなようで笑い話のひとつとなっている有名な話です。
しかし、実は、アメリカの会社がスペースペンを開発しNASAも喜んでそれを採用したのにはわけがあったのです。鉛筆じゃダメなんですね。
鉛筆ですと折れる可能性があります。まぁ、折れないまでも細かい炭素の欠片ですら電子機器の中に入ったりすると影響が出てくる可能性がありますし、折れたものが宇宙飛行士の目なんかに入ったら大変ですね。なので鉛筆ではなく、宇宙でも使えるボールペンが必要だったわけです。
その後は、ロシアもスペースペンを採用。今では、あまり必要ないかもしれませんがネットなどでも購入することができます。
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