宇宙がどんどん膨張していっているというのはご存知でしょうか？この宇宙の膨張をおしすすめるパワーはダークエネルギーだといわれています。
＞ダークエネルギーとダークマター
しかし、このダークエネルギーについては、どのようなものだかさっぱりわかっていないのが現状です。
ですから、このダークエネルギーの密度が今後どうなり、宇宙がどうなっていくのかも現在は謎とされています。
一例として、このダークエネルギーの密度が時間の経過とともに下がっていった場合、宇宙はやがて収縮に転じてやがてビッグランチ、英語で噛み砕く状態になってしまうのではないかともいわれています。
宇宙では、ビックバンの後にインフレーションと呼ばれる急激な膨張期間がありました。この時、空間が持っていたエネルギーが物質へと変わったという考えがあります。宇宙の物質のすべては、この時に生まれたという考えです。
現在の宇宙もこのインフレーションの時に比べればぜんぜん小さいながらも加速膨張をしています。学者さんによっては、第2のインフレーションをむかえているのではないかという人もいるのです。
もし、この考えが正しければ、第2のインフレーションが終わった後にダークエネルギーが物質に変化するのではないかというのです。
現在の宇宙では、ダークエネルギーのパワーが物質やエネルギーによる引力に勝っているので宇宙は膨張しています。しかし、このダークエネルギーが物質に変わってしまえば、ダークエネルギーのパワーよりも物質らの引力の方が勝ってしまうことが考えられるのです。すると、宇宙は収縮に転じていくことになります。
すると、銀河と銀河はぶつかり合い、宇宙の密度はどんどん上がっていき、温度も上昇。まるで、宇宙の歴史を逆戻りするかのように宇宙は小さくなっていき、ビックバンが起きた直後の宇宙のようになってしまうのではないかという説がビッククランチです。
とはいえ、そもそものダークエネルギーがいったい何なのか？がよくわかっていませんのであくまで仮説です。何年後にそうなるのか？というのもダークエネルギーの密度の変化がよくわかっていないため不明なのです。
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