2024/9/29

うさちゃんとおとーちゃんの

『楽しいながらも貧しい我が家』

 

 


『松山城ロープウェイ』

 

 

 

 

さて、よく眠れたかな?

「お腹減ったわ。」

なにを言う!! さっき昨日コンビニで買った朝御飯用のサンドイッチ食べたじゃないか?

「あんなもん朝飯前よ。」

なんか使い方が間違ってるような気がするぞ?

「ぢゃあ、うさ飯前、でいいわ。」

わからん。ますますわからん。

「まだ足りてないってことよ!!」

うーん・・・そうだな、今日はちょっと歩くから途中でなんかあったら、

おやつにしてもいいぞ。

「おやつ♪おやつ♪」

 

 

とりあえず路面電車で大街道まで来たよ。

「おおかいどう、って言うのね。大きなアーケードね。」

なんか、熊本の下通アーケードに似たような感じだな。

「おやつ♪おやつ♪」

まて、まて。 まだ早いから先に今日の目的地のひとつに行こう。

「アーケードの反対側に行くのね。」

 

 

「なにっさー!!またあたしが見切れてるわよ!!」

ごめん、ごめん。

「なに?このアベック?」

アベックラーメン?

「熊本の棒ラーメンよ。二人前だからアベック・・・違うっ!!」

えーっと、坊っちゃんとマドンナだな。

「ああ、びんぼっちゃんね。」

貧はいらない。

「マドンナって外国の人かと思ってたわ。」

そのマドンナではない。

「で、どこ行くの?」

まずはロープウェイに乗ろう。

 

 

「一番乗りー!! となりはリフトよ。 あっちぢゃないの?」

うさちゃんが途中で落ちたら大変だからね。

「そんときはおとーちゃんが飛び降りて助けるのよ。」

死んだな、おとーちゃん。 いや、リフト、苦手なんだよ。

「小心者。」

高い所苦手なんだよ。 位置もお店も。

「びんぼー!!」

 

 

「なんかよくわからない写真ね。」

ガイドさんがいたからなあ。

「あたしうさちゃん♪うさちゃんってよんでねー♪」

 

 

あっという間に到着。

「カップ麺できるくらいの時間ね。」

 

 

朝一だからほとんど人がいなかったね。

「ガイドさんがいなかったら貸し切りだったのに。」

扉開けきれずにそのまま下まで戻るだろうな。

「ここが頂上ね。」

いや、まだ八合目だ。

「えっ?」

 

 

「結構な坂ぢゃないのさ!!」

だね。 よくわかんないけど、正面に見えてるのは石垣だよ。

「と言うことは、お城ね。」

うん。 県庁の手前でちらっと見えてた松山城だよ。

 

 

 

 

 



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